アーカイブ - 2020年 2月

2月 27日

E2234 - 「データ引用原則の共同宣言」:データ引用を学術界の慣習に

2020年1月,筆者らが所属する研究データ利活用協議会(Research Data Utilization Forum:RDUF;E1831参照)のリサーチデータサイテーション小委員会は,国際組織FORCE11(The Future of Research Communications and e-Scholarship)による「データ引用原則の共同宣言(Joint Declaration of Data Citation Principles:JDDCP)」の日本語訳を公開した。FORCE11は研究データの流通や利活用を推進する活動を行っており,2014年に公開された「FAIR原則」はデータ公開の指針として広く採用されている(E2052参照)。本稿で紹介するJDDCPは2014年に公開され,2020年2月1日現在,研究者などの個人280人,出版社,学協会,データセンターなど120機関が賛同している。以下では,データ引用の重要性と現状について述べた上で,JDDCPの概要と学術情報に関わるステークホルダーの取り組みを紹介したい。

E2236 - 第30回保存フォーラム「収蔵資料の防災」<報告>

2019年12月19日,国立国会図書館(NDL)は,東京本館において第30回保存フォーラム「収蔵資料の防災―日頃の備え・災害対応・連携協力」を開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である(E2109ほか参照)。

E2232 - 田原市図書館の行政・議会支援サービスについて

田原市図書館(愛知県)では,2012年4月に「行政支援サービス」を始めた。2015年度にはこのサービスの枠組みを生かして議会支援を始め,2017年度,「行政・議会支援サービス」に名称を改めた。本稿では,実施に至るまでの経緯や現在の取組を紹介する。

E2235 - 2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館<報告>

地域課題解決のために市民自身がITテクノロジーを活用して,行政サービスの問題や社会課題を解決する取り組みであるシビックテック(Civic Tech)が日本においても盛んになりつつある。このシビックテックの1つとして,地方公共団体等が保有するオープンデータや国立国会図書館(NDL)などが公開する日本国内の美術館・図書館・公文書館・博物館分野のGLAMデータを用いた地域課題解決コンテストであるアーバンデータチャレンジ(UDC;E1709,E1877参照)が,2013年から毎年開催されている。そのUDCの地域拠点の1つであるUDC京都府ブロックと,NDLとの共催で,「2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館」が同関西館(京都府精華町)で開催された。このイベントでは,2019年11月9日にアイデアソン,同年12月7日にハッカソンが行われた。

E2233 - リーフレット「研究データにDOIを付与するには?」の製作

研究データ利活用協議会(Research Data Utilization Forum:RDUF;E1831参照)は,オープンサイエンスにおける研究データ整備やその保存といった利活用体制の実現に向け,分野を超えて研究データに関するコミュニティの議論・知識共有・コンセンサス形成などを行う場として,2016年6月に設立された研究会である。RDUFでは,特定のテーマについて小委員会を設置し,研究データの利活用を図るためのガイドライン・ノウハウ集・事例集・提言のとりまとめ等,研究データに関わりのあるステークホルダーが,ボトムアップ的な活動を行ってきた。

E2231 - ミライon図書館(長崎県)のオープンについて

ミライon図書館は,「長崎県立長崎図書館」と「大村市立図書館」を施設区分や蔵書区分無く,県と市が共同で運営する一体型の図書館として,2019年10月5日,長崎県大村市に開館した。以下,両館が一体型の図書館となった経緯について述べる。

国立公文書館、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえた対応を発表:東京本館・つくば分館を閉館

2020年2月27日、国立公文書館が、「新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえた国立公文書館における対応について」を発表し、東京本館及びつくば分館を閉館するとしています。

期間は2月28日から3月15日までですが、今後の推移等に応じて、期間は適宜見直すとしています。

新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえた国立公文書館における対応について [PDF:1ページ](国立公文書館, 2020/2/27)
http://www.archives.go.jp/news/pdf/information_NAJ_20200227.pdf

独立行政法人国立美術館、「新型コロナウイルス感染症予防対策による臨時休館のお知らせ」を発表:国立美術館6館が臨時休館に

2020年2月27日、独立行政法人国立美術館は、文部科学大臣からの要請を受け、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、同法人が運営する国立美術館6館を臨時休館することを発表しました。

臨時休館する施設、臨時休館の期間は以下のとおりであり、臨時休館中のイベント等も中止または延期するとあります。

〇臨時休館する施設
東京国立近代美術館
国立西洋美術館
国立新美術館
国立映画アーカイブ
京都国立近代美術館
国立国際美術館

〇臨時休館の期間
2020年2月29日から3月15日まで
(3月16日以後の予定は改めて発表)

新型コロナウイルス感染症予防対策による臨時休館のお知らせ(国立美術館, 2020/2/27)
http://www.artmuseums.go.jp/info_close.html

国立民族学博物館、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため臨時休館することを発表

国立民族学博物館は、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、2020年2月28日から3月15日まで臨時休館することを発表しました。

同期間中は催し物も中止し、図書室も臨時閉室します。また、催し物については、3月31日まで原則として中止するとあります。

国立民族学博物館
http://www.minpaku.ac.jp/
※トップページに「重要なお知らせ」として臨時休館のお知らせが掲載されています。

参考:
国立歴史民俗博物館、本館並びにくらしの植物苑の臨時休館を発表:新型コロナウイルス感染防止のため
Posted 2020年2月27日
https://current.ndl.go.jp/node/40346

NEC レノボ・ジャパングループ/株式会社図書館流通センター(TRC)/キッズプロジェクト、2020年度から全国約30の公共図書館で無償プログラミング教室を開始

2020年2月27日、NEC レノボ・ジャパングループ(レノボ・ジャパン株式会社、NECパーソナルコンピュータ株式会社)、株式会社図書館流通センター(TRC)、キッズプロジェクトは、2020年度から全国約30の公共図書館で無償プログラミング教室を開始すると発表しました。

図書館流通センター(TRC)が指定管理者として運営する全国の公共図書館約30か所を会場として開催し、NEC レノボ・ジャパングループおよびキッズプロジェクトが講師および教材を提供するものです。

2020年の新学習指導要領から小学校でのプログラミング教育を必修化すると文部科学省が発表したものの、住んでいる地域や経済的な事情から学校外でプログラミングに触れる機会が十分に得られない子どもが出てくる可能性があることから、次世代の知的生産活動に貢献する社会的な機能を果たす公共図書館という場所で子どもに体験を通じて夢や自信を持つきっかけを作るという理念で4社が合意し、実施することになったとしています。

「プログラミング的思考を育てるアプリ「オリガミ」で動画制作体験ワークショップ」と「micro:bitを使ったモノづくりプログラミング体験ワークショップ」のいずれかの内容を開催会場により実施するとしています。

国立科学博物館、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館することを発表

2020年2月27日、国立科学博物館は、文部科学大臣からの要請を受け、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、臨時休館することを発表しました。あわせて、同館の筑波実験植物園及び附属自然教育園も臨時休館となります。

臨時休館の期間は2月29日から3月15日までとなっています。

臨時休館(園)のお知らせ(国立科学博物館, 2020/2/27)
https://www.kahaku.go.jp/news/2020/COVID-19/index.php

参考:
国立文化財機構、新型コロナウイルス対策として国立博物館等の臨時休館を発表
Posted 2020年2月26日
https://current.ndl.go.jp/node/40335

国立歴史民俗博物館、本館並びにくらしの植物苑の臨時休館を発表:新型コロナウイルス感染防止のため

2020年2月27日、国立歴史民俗博物館は、新型コロナウイルス感染防止のため、本館並びに「くらしの植物苑」を臨時休館することを発表しました。

臨時休館の期間は2月28日から3月15日までとなっています。お知らせには、その後の予定は改めてお知らせすること、3月16日以降の状況を踏まえて予告なしに変更する場合があることが記載されています。

国立歴史民俗博物館
https://www.rekihaku.ac.jp/
※トップページの「その他のお知らせ」の欄に、2020年2月27日付けのお知らせとして臨時休館情報が掲載されています。

@rekihaku(Twitter, 2020/2/27)
https://twitter.com/rekihaku/status/1232862921467801606

市川市(千葉県)、新型コロナウイルスの感染防止のため、図書館・博物館等の一部施設を休館

2020年2月27日、千葉県の市川市が、新型コロナウイルスの感染防止のため、施設等の一部を2月28日から休館すると発表しました。

期間は2週間(3月12日まで)の予定としており、対象機関には市川市立図書館(6館)・市民図書室(8室)・市立市川考古博物館・市立市川考古博物館・自然博物館等が含まれます。

市川市立図書館が発表したお知らせによると、市川市内の図書館および図書室(中央図書館・行徳図書館・信篤図書館・南行徳図書館・市川駅南口図書館・平田図書室)、自動車図書館、公民館図書室、市民図書室、男女共同参画センター(ウィズ)情報資料室が対象で、情報プラザや千葉商科大学付属図書館での予約本の受取りも休止するとしています。

新型コロナウイルスの感染防止のため施設等の一部休館について(市川市, 2020/2/27)
https://www.city.ichikawa.lg.jp/pla04/infoheisa.html

上西春別中学校地域開放型図書室(北海道別海町)、新型コロナウイルス感染拡大予防のため臨時休館:移動図書館車も運休

2020年2月26日、北海道別海町の別海町図書館が、上西春別中学校地域開放型図書室を、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、上西春別中学校の臨時休校に合わせて、2月27日、3月4日を臨時休館とすると発表しました。

また、町内小中学校、町立幼稚園も臨時休校となることから、3月3日と3月4日の移動図書館車を臨時運休するとしています。

上西春別中学校地域開放型図書室 臨時休館のお知らせ(別海町図書館,2020/2/26)
http://tosyo.betsukai.jp/info/1548/

移動図書館車 臨時運休のお知らせ(別海町図書館,2020/2/26)
http://tosyo.betsukai.jp/info/1547/

利府町(宮城県)、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、図書館・郷土資料館などの施設を閉館

2020年2月26日、宮城県利府町は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、施設を閉館すると発表しました。

利府町図書館・郷土資料館が含まれており、3月1日から休館となり、閉館末日は2月26日時点では3月31日が予定されています。図書館では、貸出図書の返却のみ受け付けるとしています。

新型コロナウイルスに関連した肺炎について(利府町 令和2年2月26日更新)
http://www.town.rifu.miyagi.jp/www/contents/1580191266534/index.html
※「施設の閉館について」の項目があります。

室蘭市(北海道)、新型コロナウイルス感染予防のため、図書館・美術館・科学館などの公共施設を臨時休館

北海道室蘭市は、新型コロナウイルスの集団による感染・拡大を防止するため、不特定多数の人が集まる市内の公共施設を臨時休館すると発表しています。

休館期間は2月27日から3月4日までで、2月27日午前9時現在の情報として、市立室蘭図書館本館・輪西分室・本輪西分室・白鳥台分室、青少年科学館、港の文学館、民俗資料館(3月19日まで整理休館中)、市民美術館などが含まれています。

新型コロナウイルス感染予防のため公共施設を臨時休館します(室蘭市)
http://www.city.muroran.lg.jp/main/org1400/koukyoushisetsurinjikyuukan.html

参考:
北海道七飯町、新型コロナウイルス対策として図書室を含む町内社会教育施設を臨時休館
Posted 2020年2月26日
https://current.ndl.go.jp/node/40330
 

福岡市、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、図書館・博物館・美術館・科学館などの公共施設を臨時休館

福岡市は、2020年2月26日付の記者発表「新型コロナウイルス感染症に係る今後の対応について(その4)」において、感染拡大防止の観点から、多数の人が集まり、かつ、閉鎖性の高い公共施設を一時休館すると発表しました。

休館期間は2月27日から3月20日までで、今後、休館を決定した施設については、ウェブサイトで公表するとしています。

現時点で、福岡市美術館、福岡アジア美術館、福岡市博物館、はかた伝統工芸館、「博多町家」ふるさと館、福岡城・鴻臚館案内処「三の丸スクエア」、福岡城むかし探訪館、福岡市科学館、福岡市総合図書館(分館を除く)、板付遺跡弥生館、金隈遺跡甕棺展示館、野方遺跡住居跡展示館、博多小学校石塁遺構展示室、福岡城跡堀石垣保存施設、平尾山荘、鴻臚館跡展示館、玄洋文化財展示室、埋蔵文化財センター、福岡市下水道PRコーナー(ぽんプラザ2階)、福岡市民防災センターが対象施設としてウェブサイトに掲載されています。

福岡市総合図書館は分館を除いて休館となり、予約した図書の窓口での受取や貸出した図書・CD・DVD等の返却は可能ですが、3月9日から16日まではこれらのサービスの利用もできないとしています。

イベントの中止・延期についてご確認ください

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、このところイベントの中止・延期が相次いで発生しています。

当ポータルでもイベントに関する記事を掲載していますが、それらも中止・延期となっている可能性がございます。記事中に記載した情報源等を通じ、最新の情報をご確認ください。

・イベントの記事一覧
https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/702

2月 26日

国立文化財機構、新型コロナウイルス対策として国立博物館等の臨時休館を発表

2020年2月26日、独立行政法人国立文化財機構は、同機構が運営する国立博物館等の臨時休館を発表しました。同日に行われた政府の新型コロナウィルス感染症対策本部の会合で示された、大規模イベントに関する政府方針を踏まえた措置とあります。

臨時休館する施設、臨時休館の期間は以下のとおりです。

〇臨時休館する施設
東京国立博物館
京都国立博物館
奈良国立博物館
九州国立博物館
奈良文化財研究所の公開施設(飛鳥資料館、平城宮跡資料館、藤原宮跡資料室)

〇臨時休館の期間
2020年2月27日から3月15日まで
(3月16日以後の予定は今後の状況を踏まえ改めて発表)

独立行政法人国立文化財機構の国立博物館等の臨時休館について(独立行政法人国立文化財機構, 2020/2/26)
https://www.nich.go.jp/infomation/news/rinji-kyukan/

奈良文化財研究所、研究報告『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2』を公開

2020年2月26日、奈良文化財研究所は、奈良文化財研究所研究報告24『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2』を、奈良文化財研究所学術情報リポジトリ上で公開したことを発表しました。

「凡例」によれば、同研究所が開催した以下の研究集会・研修における講義内容に各講師が加筆・修正を行ったものと、関連する新たな論考1編、余録1編を収録しています。

・考古学・文化財データサイエンス研究集会「考古学ビッグデータの可能性と世界的潮流」(2019年9月開催)
・令和元年度文化財担当者専門研修「遺跡GIS課程」(2019年9月開催)
・令和元年度文化財担当者専門研修「文化財デジタルアーカイブ課程」(2020年1月開催)

内容は、「1. 文化財情報のオープン化・ネットワーク化」「2. 文化財デジタルデータの保管と活用」「3. 文化財情報と知的財産権」「4. 文化財調査におけるGISの活用」「5. 文化財報告書の電子公開」の5部構成となっています。

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