2012年に発表されたDORAには、世界中の1,800以上の組織と1万5,000以上の個人が署名しています。フィンランド国内の組織では、フィンランドアカデミー(Academy of Finland)、フィンランド学会連盟(Federation of Finnish Learned Societies :TSV)、タンペレ大学、オウル大学、東フィンランド大学が署名済です。
2020年2月13日、英国の医学系雑誌出版者であるBMJは、アイルランドの公営医療サービスを提供するHealth Service Executive(HSE)の図書館部門“National Health Library and Knowledge Service”と臨床意思決定支援ツール“BMJ Best Practice”に関するナショナルライセンス契約を締結したことを発表しました。
“BMJ Best Practice”は、医療従事者が診断と治療に関する意思決定を行う際に、最新情報への迅速なアクセスを可能とする臨床意思決定支援ツールです。ツールは毎日更新され、最新のエビデンスに基づいた研究・ガイドライン・専門家の意見に基づく、診断・予後・治療・予防に関する段階的な手引きを提供します。
医師・看護師・救急救命士等の対象となるユーザーはIPアドレスによって認識され、レスポンシブデザインのウェブサイトやオフラインでも利用可能なアプリを介して、いつでも“BMJ Best Practice”の提供する情報へアクセス可能になります。また、国内の医療サービス提供主体である各トラストは、電子カルテシステムに“BMJ Best Practice”の情報を統合することもできます。
2020年2月1日、米・ルイジアナ州の歴史的動画のアーカイブ“Louisiana Digital Media Archive(LDMA)”は、同州の公共放送サービスLouisiana Public Broadcasting(LPB)が制作したテレビシリーズ“Folks”の1981年から1990年まで放映された210エピソードをストリーミング配信したことを発表しました。
“Folks”はマイノリティ問題を扱うテレビシリーズとして、同州に住むアフリカ系アメリカ人やその他のマイノリティに関する話題が盛んに取り上げられました。毎年2月には「黒人歴史月間(“Black History Month”)」を際立たせるために、“Pause for Pride”という特集が組まれています。