2020年4月3日、Springer Nature社は、インドのマニパル高等教育アカデミー(Manipal Academy of Higher Education:MAHE)とアジア地域で初めて“Read & Publish”契約を締結したことを発表しました。契約期間は2022年12月までとなっています。
締結された契約に基づき、カストゥルバ医科大学、MAHE、及びT.A.パイ経営研究所(T.A. Pai Management Institute:TAPMI)に所属する研究者は、2,200誌以上のSpringer Nature社のハイブリッド誌へオープンアクセス(OA)で研究成果を公開可能です。また、同社のプラットフォームSpringerLinkに出版された全ての研究成果へアクセスすることが可能です。
2020年4月2日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、オープンリサーチのためのプラットフォーム“Cambridge Open Engage”の提供を正式に開始し、研究者が研究成果を直接投稿可能になったことを発表しました。
“Cambridge Open Engage”は、プレプリント・プレゼンテーション・ワーキングペーパー・会議用のポスター・灰色文献など、早期段階の研究成果を公開・共有するためのプラットフォームです。全てのコンテンツは自由に閲覧可能で、また著者は自由に研究成果物をアップロードできます。診療(clinical practice)に関する内容を除くあらゆる分野の研究成果が受付されており、著者は査読や出版に先立って、研究コミュニティへ自身の研究成果を共有可能となっています。
また、学会・研究センター・研究機関・研究助成機関等の組織に対しては、組織内での早期段階のオープンリサーチに関する研究成果の分析や研究の傾向・成長分野に関する知見など、“Cambridge Open Engage”を通したオープンリサーチに関するサービスが提供されます。