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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2018年4月16日、国際日本文化研究センター(日文研)は、OCLC WorldShare ILLに参加し、海外の図書館へのILLサービスを本格的に開始したことを発表しました。
日本からWorldShare ILLに参加している機関がごく一部であり、また、2018年3月に日米間のILLサービスであるGIFプロジェクトが終了したために、海外の研究者や司書が日本資料へのアクセスに不安を持っていることから、同システムを通じて海外への所蔵資料の貸出および複写物の提供を行うことで、世界の日本研究により一層貢献することを目的としています。
同システム上での複写料金・送料等のやりとりには、OCLCの送金処理代行プログラムInterlibrary-loan Fee Management(IFM)を利用することで、国際間での送金の手間や手数料を大幅に軽減しています。
2018年4月20日、総務省が、「平成29年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」を公表しました。
・青少年の96.2%がインターネット接続機器としてスマートフォンを保有し、91.7%がインターネットに接続する際にスマートフォンを最もよく利用すると回答。
・1日当たりの平均利用時間で最も利用が多いのはスマートフォンの2時間から3時間。
・インターネットの利用について学校・家庭でのルールがある青少年の方が、ルールがない青少年に比べフィルタリング利用率が高い。
・青少年が利用しているSNSは、主にメッセージサービスを目的とするサービスが最も多い。
ことなどが調査結果のポイントとしてあげられています。
「平成29年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表(総務省,2018/4/20)http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_03000262.html
2018年4月20日、文部科学省が、同日の閣議決定を受け、第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」をウェブサイトで公表しました。
3月20日から4月2日にかけて実施していた同案へのパブリック・コメントの結果も公開されています。
第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」について(文部科学省,2018/4/20)http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/04/1403863.htm
「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画(第四次)」(案)に関するパブリックコメント(意見公募手続)の結果について(e-Gov,2018/4/20)http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000968&Mode=2
2018年4月19日、研究者向けのSNSであるResearchGateが、Springer Nature社・ケンブリッジ大学出版局(CUP)・Thieme社と、著者・出版者の権利を保護する形での学術情報共有プラットフォーム上での論文共有にむけて連携することで合意したと発表しています。
合意の一端として以下の3点があげられています。
・両者は、自身の論文をネットワーク上で共有する方法についての情報を提供することで、著作権で保護されたコンテンツの権利について利用者に伝える。
・ResearchGateは、出版者から警告を受けた際には、著作権を侵害したコンテンツを速やかに削除する。
・出版者は、学術誌を公開したプラットフォーム上の新規コンテンツの利用方法についての認知度を上げる。
2018年4月17日、英国放送協会(BBC)が、“BBC Sound Effects”のBeta版を公開したと発表しています。
BBC Archiveが所蔵する効果音やフィールド・レコーディングに関する録音1万6,016点をWAVフォーマットで公開したものです。
公開されたデータは試聴できるほか、個人や教育・研究といった非商用目的であれば再利用も可能です。
@BBCArchive(Twitter,2018/4/17)https://twitter.com/BBCArchive/status/986236214272389120
BBC Sound Effects(Beta)http://bbcsfx.acropolis.org.uk/
2018年4月19日、大阪府立中之島図書館が、「織田文庫目録」-web版-に、第2期(平成28年度)寄贈分を追加したと発表しました。
同館は、1977年に、作家・織田作之助の実姉から関連資料約1,500点の寄贈を受け、1979年に「織田文庫」として開設しましたが、今回目録に追加されたのは、2017年に姪で養女にあたる関係者から新たに寄贈を受けた資料約650点分のデータです。
今回追加された、第2期(平成28年度寄贈)分では、基本的に、織田文庫の請求記号を継承しているものの、第1期(昭和52年度寄贈)分および追加資料(平成19年度-平成26年度寄贈)分と区別するため、各請求記号にⅡが付与されています。
大阪府立中之島図書館 お知らせhttps://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/ ※「「織田文庫目録」(第2期)を公開しました。 (2018年4月19日更新)」とあります。
2018年4月17日、米国議会図書館(LC)は、米国の政治家・科学者のベンジャミン・フランクリンの文書類約8,000点をデジタル化し、フランクリンの命日(4月17日)にあわせて公開したと発表しました。
英国やフランスの北米植民地の代表としての外交活動の記録や、アメリカ独立戦争終結のためのパリ条約締結交渉にかかわる信書の控えやパリ条約の草稿のほか、研究者仲間との手紙や観察記録等といった科学者としての活動を示すものなど、概ね1770年代から1780年代にかけての文書が含まれます。
コレクションは5つのシリーズに分かれており、3つのシリーズは1972年にマイクロフィルム化したものをデジタル化し、他の2つは2016年に原資料をスキャンしデジタル化したものです。
2018年4月4日、大槌町(岩手県)は、町立図書館等を含む大槌町文化交流センター(愛称:おしゃっち)が2018年6月10日にオープンすると発表しています。
同センターは、東日本大震災前の大槌町の中心地である御社地周辺にあった図書館や御社地ふれあいセンター等を一つに集約した施設です。3階が町立図書館となり、2階には「震災伝承展示室」も設けられます。
大槌町文化交流センター(愛称:おしゃっち)のオープンのお知らせ(大槌町, 2018/4/4) http://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/2018032900012/
大槌町文化交流センター おしゃっち[PDF:1MB] http://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/2018032900012/files/oshatti...
2018年6月18日と19日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、JAPAN OPEN SCIENCE SUMMIT 2018(JOSS2018)が開催されます。
研究者や図書館など、オープンサイエンスを推進している関係者が一堂に会する日本最大のカンファレンスとのことです。相互の連携を深める場を積極的に企画するなど、日本におけるオープンサイエンスの最新情報を入手し、そのコミュニティへの参加の機会となるイベントを目指しているとのことです。
テーマは「政策・ポリシー」「インフラ整備・運用」「研究分野ケーススタディ」「認証・品質保証」「市民科学」などとなっています。6月18日には、オーストラリア国立データサービスエグゼクティブディレクターのロス・ウィルキンソン氏による基調講演「世界のオープンサイエンス取り組みの動向について(仮)」のほか、ポリシー、図書館、領域科学、技術、シチズンサイエンス関連の発表が、6月19日には、国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事長の末松誠氏による特別講演「AMEDの研究データ利活用戦略と医学研究の将来展望(仮)」のほか、ポリシー、領域科学、技術、企業関連の発表や、パネルセッション「日本における研究データ利活用に関する活動の現状と展望(仮)」が行われます。
入場は無料です。事前の申込が必要です。
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