アーカイブ - 2018年 6月 - car

6月 8日

DOAJ収録の雑誌を対象にゴールドOAのジャーナルを調査した報告書“GOAJ3: Gold Open Access Journals 2012-2017”が刊行

2018年5月28日、クロフォード(Walt Crawford)氏が、自身のブログで“GOAJ3: Gold Open Access Journals 2012-2017”の刊行について発表しています。

オープンアクセス(OA)ジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)に収録されているタイトルを対象とし、特にゴールドOA(OAジャーナルの刊行)のジャーナルについて調査した、一連の報告書の第3弾です。今回は、2017年12月31日時点で収録されている約1万1,000タイトルを対象としています。

国・地域別に分析したものも公開されています。主題別の分析は、同氏が発行するCites & Insights誌の18巻4号(2018年7月刊行予定)で公開する予定とのことです。

米国科学財団(NSF)、データストレージのネットワーク“Open Storage Network(OSN)”の開発に助成

2018年6月7日、米国科学財団(NSF)は、データストレージのネットワーク“Open Storage Network(OSN)”の初期開発に今後2年間で180万ドルの助成を行うことを発表しました。

この開発プロジェクトには、米・ジョンズ・ホプキンズ大学、National Data Service、NSFの助成を受けているBig Data Regional Innovation Hubs(BD Hubs)の4組織のそれぞれの代表者などが関与します。OSNは、低コスト、高スループット、大容量かつ100Gbpsでネットワークに接続できるよう設計され、研究者がより効率的にデータを扱い共有することが可能となるとのことです。

NSF supports development of new nationwide data storage network(NSF, 2018/6/7)
https://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=245686&org=NSF&from=news

内閣府、国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会(第4回)の配布資料を公開

2018年5月25日、内閣府は、国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会の第4回を開催しました。配布資料が公開されています。

配布資料には、国立研究開発法人におけるデータポリシー策定のためのガイドライン(仮称)(案)が含まれています。

国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会(第4回)(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kokusaiopen/4kai/4kai.html

参考:
内閣府、国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会の第2回を開催、配布資料を公開
Posted 2018年2月28日
http://current.ndl.go.jp/node/35564

QS社、世界大学ランキング2019を公開 100位以内には日本から5大学がランクイン

2018年6月6日、QS社が毎年公開している世界大学ランキングの2019年版が公開されました。1位は米・マサチューセッツ工科大学(MIT)で、2位は米・スタンフォード大学、3位は米・ハーバード大学と続いています。

このランキングは世界の研究者を対象とする調査や、Scopusのデータを利用した所属研究者の過去5年分の論文の引用分析の結果等に基づいて算出されるものです。

100位以内には、日本からは23位に東京大学、35位に京都大学、58位に東京工業大学、67位に大阪大学、77位に東北大学の5大学がランクインしています。

@worlduniranking(Twitter,2018/6/6)
https://twitter.com/worlduniranking/status/1004455100348354566

6月 7日

国土地理院、「地理院地図」に起伏を示す地図3種を追加

2018年6月6日、国土地理院が、「地理院地図」に起伏を示す地図3種を追加したことを発表しました。

今回追加されたのは、地球全体の起伏を色分けして示す陰影起伏図(全球版)、火山等の地形を立体的に表した日本全国の赤色立体地図、国内の詳細な地形を地域別に表したデジタル標高地形図25面です。

地形が直感的にわかる地図を公開します(国土地理院,2018/6/6)
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/release_thematic_maps_20180606.html

地理院地図
https://maps.gsi.go.jp/

京都大学研究資源アーカイブ、哲学者の上山春平氏による研究活動記録のデジタルコレクションを公開

2018年5月23日、京都大学研究資源アーカイブが、哲学者の上山春平氏による研究活動記録のデジタルコレクションを公開しました。

主に1933年から2002年までに作成または収集された、手稿、ノート、スクラップ、複写物、書簡、写真等約1,600件のコレクションであり、未刊行論考も含まれます。

お知らせ一覧(京都大学研究資源アーカイブ)
http://www.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/news/
※「2018年05月23日 掲載」に「デジタルコレクションページへ、「上山春平研究資料, 1807-2002(主年代1933-2002)」を追加しました。」とあります。

北海道議会図書室、企画展示「観光 ~政策と地域の取り組み~」を開催中:北海道立図書館との連携事業

北海道議会図書室において、2018年6月1日から6月29日にかけて、企画展示「観光 ~政策と地域の取り組み~」を開催中です。

北海道立図書館との連携事業で、両館が所蔵する「まちおこし」としての観光政策の資料等が展示されています。

展示「観光 ~政策と地域の取り組み~」(北海道立図書館,2018/6/7)
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/news/vmlvna0000008xey.html

北海道議会図書室
http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/gaiyou/library.htm

英国国立公文書館(TNA)・サリー大学・Open Data Institute(ODI)による、ブロックチェーン技術を用いたデジタル記録の内容保証のためのプロジェクトARCHANGEL(記事紹介)

2018年6月5日付けの英国国立公文書館(TNA)のブログが、英国国立公文書館(TNA)・サリー大学・Open Data Institute(ODI)によるプロジェクトARCHANGELを紹介しています。

公文書館がデジタル記録の信頼のおける管理者としてあり続けるために、公文書館に移管された時点の記録との同一性や、修正された場合もそれが合法的なもので内容に影響を与えていないことを保証するための課題を解決することを目的としたプロジェクトです。

同プロジェクトでは、同問題を解決するため、公文書館が、許可型ブロックチェーン(Permissioned blockchain)に文書のハッシュ値を記録することを可能とする事を目的とした、ブロックチェーン技術を用いたプロトタイプを作成しています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とDuraSpaceが連携

2018年6月6日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とDSpace等を運用する米国の非営利団体DuraSpaceが連携を発表しています。

リポジトリ関係者の能力構築を目的とした開発途上国を中心とする研修事業や、他のコミュニティーとともにオープンソースのリポジトリの価値を促進する国際的な活動を実施するとしています。

COAR and DuraSpace enter into partnership(COAR,2018/6/6)
https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-and-duraspace-enter-into-partnership/

EBSCO社、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOの改善を目的に米・五大学コンソーシアムと連携

2018年6月5日、EBSCO社が、アマーストカレッジ、ハンプシャーカレッジ、マウント・ホリヨークカレッジ、スミスカレッジ、マサチューセッツ大学アマースト校からなる米・マサチューセッツ州の五大学コンソーシアムと“EBSCO FOLIO Beta Partnership”を締結したと発表しています。

オープンソースの図書館サービスプラットフォーム(LSP)であるFOLIOを用いて、各々の大学で利用されている統合図書館システム(ILS)からの各々のニーズに合致したシステム移行作業を行なうことで、“FOLIO”をあらゆるタイプの図書館に対応できるように改善することを目的としています。

また、各大学は、ディスカバリインターフェイスとしてEBSCO Discovery Serviceを導入します。

ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.1がW3C勧告に

2018年6月5日、ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.1がW3C勧告となりました。

2.1では、モバイルアクセスへの対応や、ロービジョンや認知障害・学習障害に関する規定が追加されています。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1 is now a W3C Recommendation(W3C,2018/6/5)
https://www.w3.org/blog/news/archives/7061

W3C Issues Improved Accessibility Guidance for Websites and Applications(W3C)
https://www.w3.org/2018/06/pressrelease-wcag21.html.en

6月 6日

国立国会図書館、「平成30年度全国書誌データ・レファレンス協同データベース利活用研修会」を開催(8/3・東京、8/17・京都)

国立国会図書館は、2018年8月3日に東京本館で、8月17日に関西館で、「平成30年度全国書誌データ・レファレンス協同データベース利活用研修会」を開催します。

研修会の内容は、両会場共通で、

・全国書誌データの特徴・利用方法と利活用事例紹介
・レファレンス協同データベースの概要・利用方法と利活用事例紹介

に関する講義のほか、全国書誌データを用いた文献リストの作成や、レファレンス協同データベースへのデータ登録などを実際に体験する実習を行います。

対象者は、公共図書館や学校図書館などの職員で、定員は各会場それぞれ30名ずつ、応募は原則として1機関につき1名です。参加費は無料で、事前の申込が必要です。

総務省、「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第2版)」(案)への意見募集を開始

2018年6月6日、総務省が、「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第2版)」(案)への意見募集を行なうと発表しました。期間は6月7日から7月6日までです。

「クラウド事業者におけるIoTセキュリティ対策及び情報開示に関する検討会」での検討を踏まえて、「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン」(平成26年4月策定)を改定するもので、あわせて、「ASP・SaaS における情報セキュリティ対策ガイドライン」(平成20年1月策定)を統合したものです。

寄せられた意見を踏まえ、2018年7月中旬を目途に改訂版(第2版)が公表されます。

「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第2版)」(案)に対する意見募集(総務省,2018/6/6)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu03_02000149.html

農業分野のデータベース「ルーラル電子図書館」が鳥取県内すべての市町村立図書館で利用可能に

2018年5月31日、鳥取県立図書館が、農業分野に関する情報提供機能強化を目的に、農山漁村文化協会のデータベース「ルーラル電子図書館」を県内すべての市町村立図書館で利用可能とする契約を締結したと発表しました。

6月1日から申込みをした図書館で利用可能となっており、岩美町立図書館、琴浦町図書館、南部町立法勝寺図書館、南部町立天萬図書館、日野町図書館、江府町立図書館に関しては順次利用可能となります。

印刷(コピー)代金は、各館の規定に準じます。

県内の公共図書館で農業に関する情報が入手しやすくなります 全国初、データベースの共同利用がスタート!(鳥取県,2018/5/31)
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease2.nsf/webview/0ABD5A3ABEA1FBEA49258298002CBE9F?OpenDocument

Make Data Count(MDC)プロジェクト、研究データの利用評価指標・引用数指標を参加機関のリポジトリに実装

2018年6月5日、カリフォルニア電子図書館(CDL)、DataCite、DataONEからなる研究データの評価指標に関するMake Data Count(MDC)プロジェクトが、研究データの利用評価指標(data usage metrics)及び引用数指標(citation metrics)をデータリポジトリであるdash(CDL)及びDataONEに実装したと発表しています。

2月に公開した「研究データの評価指標に関する実務指針」に即して実装されたもので、閲覧・ダウンロード数に関して、内部ログは実務指針に照らして処理し、標準形式の利用ログはDateCiteのハブに送られ、両者は最終的には集約されます。引用数についてはCrossrefのEvent Dataから取得されます。

今後は、データのアクセス元の詳細、アクセスされたデータのデータ量、引用の詳細、ソーシャルメディアでの引用といったものへの対応が行われる予定です。

Internet Archive(IA)・Code for Science & Society(CSS)・カリフォルニア電子図書館(CDL)、分散協調型ネットワークによるデータ共有及び保存に関するパイロットプロジェクトを実施

2018年6月5日、Internet Archive(IA)は、Code for Science & Society(CSS)及びカリフォルニア電子図書館(CDL)と共同で、データ共有及び保存に関するパイロットプロジェクトを実施すると発表しました。

分散協調型のネットワークによるデータ共有サービスの促進が、データの保存、ストレージコストの抑制、複製回数の増進を確かにすることを示す事が目的で、CSSが開発したDat ProtocolやCDLが提供するオープンデータを用いて、分散技術が既存の基盤を強化する可能性を実証する概念実証(proof-of-concept)等が行われます。

2018年の米国の“Library of the Year”が発表される:サンフランシスコ公共図書館

2018年6月5日、Library Journal(LJ)誌とCengage Learning傘下のGale社は、2018年の米国の“Library of the Year”に、カリフォルニア州のサンフランシスコ公共図書館(SFPL)を選出したと発表しました。

移民向けサービス“All Are Welcome”の開始、人種差別解消のための取組、全ての事業に公正という使命を組み込むことに優れていること、ソーシャルワーカーの配置や社会奉仕チームによるホームレス・貧困層や薬物中毒者への支援活動、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)内への分館設置、多様性に関する展示の実施、図書館職員の「改善」文化の醸成、バイオディーゼルで走行しソーラーパネルを備えるなどの環境にやさしい移動図書館車、若者向けの図書館空間の構築、住民投票による図書館維持財団の設置といった、SFPLの優れた点が紹介されています。

「書陵部所蔵資料目録・画像公開システム」に木戸家文書(天・地・番外・特1~3)・九条家文書(巻28)等が追加

2018年6月1日、宮内庁の「書陵部所蔵資料目録・画像公開システム」に、木戸家文書(天・地・番外・特1~3)(モノクロ画像)、九条家文書(巻28)、古今妖魅考、御即位装束着様事、諸記録抄出(第1~15冊)、徳川種姫御式正道具絵図、蜷川親元記、法体装束抄、雅亮装束抄が追加されました。

また、6月6日には、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」で公開している画像へのリンクを「新日本古典籍総合データベース」のDOIに更新したと発表しています。

三重県立図書館、三重県総合博物館との連携セミナー「実践!大人も楽しむ虫の調べ方講座」を開催

三重県立図書館が、2018年7月15日に、三重県総合博物館との連携セミナー「実践!大人も楽しむ虫の調べ方講座」を同博物館において開催すると発表しました。

講師は同博物館の昆虫担当学芸員が務め、セミナーは、実習室における図鑑の使い方などに関する講座「すばらしき虫図鑑の世界」及び、ミュージアムフィールドでのワークショップ「虫を捕まえて、図鑑で調べてみよう!」で構成されます。雨天の場合は博物館の標本を触りながら図鑑を使って調べるワークショップが行われます。

図書館や博物館を活用した、深い「調べ方」を知ってもらうことで、県民のより深く、楽しい学びに繋げることが目的です。

定員は30人で、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です(申込多数の場合抽選)。また、虫取り網、虫かご、帽子、飲み物の持参が必要です。

図書館×博物館 初の連携セミナー「実践!大人も楽しむ虫の調べ方講座」を開催します(三重県,2018/6/6)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0013500065.htm

6月 5日

学校図書館問題研究会、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」における利用者のプライバシーにかかわる場面への対応について、番組制作者宛てに文書を送付

学校図書館問題研究会が、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」の「運命の1冊、あなたのもとへ 書店店主 岩田徹」(2018年4月23日放送)における利用者のプライバシーにかかわる場面への対応について、番組制作者宛てに文書を送付したことを公表しています。

同番組中では本に入っている貸出カードについて、借りた児童の学年、組、名前、貸出日、返却日が読み取れる状態で映されていたとのことです。学校図書館問題研究会は再放送時には個人名をぼかすなど、プライバシーへの配慮をするよう番組制作者宛てに要望しています。また、番組中では学校図書館職員の配置がなく、蔵書が古く活用されていない学校図書館の様子が紹介されていましたが、近年は図書館が活発に利用されている学校も多く、今回送付した文書中では「そのような学校図書館で活躍するプロフェッショナルにも注目し、いつか番組でも取り上げていただければ幸いです」と述べられています。

なお、学校図書館問題研究会からの文書提出については朝日新聞などから取材され、取り上げられているとのことです。

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