2020年12月15日、米・Digital Library of Georgiaが、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”の公開を発表しています。
Digital Library of Georgiaは、様々な機関で所蔵されているジョージア州の歴史や文化に関する多様な資料のデータを集約しているデジタルアーカイブです。
今回公開されたのは、ジョージア大学地図・政府情報図書館(Map and Government Information Library)が所蔵する、米・農業安定保全局(ASCS)や地質調査部(USGS)等の政府機関が作成した1,200件以上の空中写真索引です。約5万枚の白黒の空中写真は同館のデータベースGeorgia Aerial Photographsで利用可能です。
2020年12月11日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、ACRLの理事会が2020年11月の会議において“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”を承認したことを発表しています。
“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”は、学術図書館員による学術・研究上の成果を測定・評価するためのフレームワークであり、本文はACRLのウェブサイト上で公開されています。「学術的インパクト」(Scholarly Impact)、「実務へのインパクト」(Practitioner Impact)という2つの観点から、様々な種類の成果に対して測定・評価の指標となりうるポイントを示しています。
CARLが新しく公開した“Copyright Open Educational Resource for University Instructors and Staff”は、大学の教職員に対して複雑なカナダの著作権法の内容を案内するために作成されました。4分から6分程度の動画と簡単なクイズで構成されたモジュールが7種類公開されています。
2020年12月16日付で、米国デューク大学ロースクールのパブリックドメイン研究センター(Center for the Study of the Public Domain:CSPD)は、米国著作権法上の保護期間が終了し、2021年1月1日からパブリックドメインとなる著作物を紹介する記事を公開しました。
米国著作権法は1998年の法改正で、1923年から1977年の間に発行された著作物に95年の保護期間を与えているため、1925年に米国で発行された著作物が2021年1月1日からパブリックドメインとなります。対象となる代表的な著作物には、フィッツジェラルド(F. Scott Fitzgerald)の『グレート・ギャツビー』、ウルフ(Virginia Woolf)の『ダロウェイ夫人』、ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)の『われらの時代』、カフカ(Franz Kafka)の『審判』のドイツ語原語版などの文学作品や、ロイド(Harold Lloyd)やキートン(Buster Keaton)の出演するサイレント映画、ジャズのスタンダード曲“Sweet Georgia Brown”などの音楽作品があります。