移動図書館

優れた准専門職図書館員を称える、2018年の“Paralibrarian of the Year”が発表される(米国)

2018年3月6日付けの米・Library Journal(LJ)誌(オンライン)が、優れた准専門職図書館員(=図書館情報学修士号(MLIS)を持たない)を表彰する“Paralibrarian of the Year”賞の2018年の受賞者を発表しています。

選ばれたのは、カリフォルニア州モンントレー・カウンティ公共図書館(Monterey County Free Libraries)のオルベラ(Orquidea Olvera)氏です。

英語とスペイン語を話すことができるオルベラ氏が、移動図書館車“Safari Van”で、未就学児の教室・同館の分館や各種イベントを訪問し、特にスペイン語を母語とする未就学児に対して、本の貸出しに加え、読み聞かせ・歌・ゲーム・科学実験・工作などといった、リテラシーや科学に関するプログラムを実施していること等が評価されたものです

【イベント】第22回図書館利用教育実践セミナー(in東京)「館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて―多用な対象者に対する多様なアプローチ―」(3/11・東京)

2018年3月11日、跡見学園女子大学文京キャンパスにおいて、日本図書館協会図書館利用教育委員会の第22回図書館利用教育実践セミナー(in東京)が開催されます。テーマは「館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて―多用な対象者に対する多様なアプローチ―」です。

同セミナーの告知Webページでは開催趣旨について、多様な利用者に対する多様なアプローチについて考えていく、とされています。また、館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて、図書館界としての具体的な取り組みについて考えていくとのことです。予定される発表内容は以下のとおりとされています。

・「ハンディキャップのある利用者への情報リテラシー教育」
 福田博同(跡見学園女子大学)

・「手話つきOPACガイダンス動画制作秘話」
 十文字学園女子大学石川研究室3年生

・「どこへ何を運ぶ? 移動図書館と情報リテラシー(問題提起)」
 石川敬史(十文字学園女子大学)

・「主体的な学習を促す問いとモチベーションの関係(仮題)」
 天野由貴(椙山女学園大学)

・「情報リテラシー教育の教材論に向けて」
 野末俊比古(青山学院大学)

オーストラリアの公共図書館統計2015-2016年版が公開

2017年12月6日、オーストラリアの国立図書館及び州立図書館の連合である“National and State Libraries Australia”(NSLA)が、オーストラリアの公共図書館の統計報告書の2015-2016年版“AUSTRALIAN PUBLIC LIBRARIES STATISTICAL REPORT 2015-2016”を公開しました。

同報告書には、各州・準州の公共図書館のサービス・インフラ・歳入・歳出を概観したもので、主な内容として以下の数値が紹介されています。

・1,408の建物、移動図書館車78台など、総計1,656の公共図書館のサービスポイントがある
・930万人の公共図書館利用者に約1億6,530万点の資料を貸出し
・年間約1億1,300万人の来館(月平均940万人)
・約3,690万点の蔵書(1人あたり1.5点)とコレクションを最新なものに維持するため約1億2,600万ドルを支出
・歳出総額は11億8,000万ドルで、2011年・2012年度と比べて17.3%の増加 1人当たりの歳出額は同期間中に10.2%増加
・図書館で実施されたプログラムは21万1,000件で、参加人数は約610万人

NPO法人SAPESI-Japan(南アフリカ初等教育支援の会)、「第6回 移動図書館車出港式」を開催

2017年11月28日、NPO法人SAPESI-Japan(南アフリカ初等教育支援の会)が、駐日南アフリカ共和国大使館との共催で、2017年度に寄贈する図書館車3台の出港を記念したイベント「第6回 移動図書館車出港式」を同大使館で開催しました。

同プロジェクトでは、南アフリカの子どもに移動図書館車で本を届け、本を読む機会を増やし、子ども達の識字力・読解力の向上を目指す活動を行なっており、日本で使われなくなった中古の移動図書館車を地方公共団体から譲り受けて、南アフリカに海上輸送し、南アフリカの各州教育庁およびNPOにこれまで合計45台寄贈しています。

今回寄贈される移動図書館車と寄贈先は以下の通りです。

・石川県野々市市 → 南アフリカ共和国 西ケープ州教育庁
・兵庫県神戸市 → ムプマランガ州教育庁
・大分県佐伯市 → ハウテン州NPO Heron Bridge幼児教育センター

外務省「日本NGO連携無償資金協力」の助成金により2台、作曲家弓削田健介氏のアルバム作品集「図書館で会いましょう」の売り上げ及び教育芸術社様からの寄付金により1台が輸送され、2017年12月末に商船三井の自動車船「NEPTUNE ACE」に積み込まれ、2018年1月に南アフリカに到着する予定です。

米・コロラド州ジェファーソン郡公共図書館、地元のビール醸造所と連携したイベントを開催:18歳から35歳までの図書館利用促進が目的

米・コロラド州のジェファーソン郡公共図書館が、地域の20のビール醸造所と連携し、“Stouts & Stories, Ales & Tales”を開催しています。

地元紙の報道によると、18歳から35歳までの図書館利用が少ない層に対して、彼らが子どものころの図書館と現在の図書館とは異なっていることを理解してもらい、図書館の利用を促進することが目的です。

2017年10月1日から11月15日にかけては、図書館等でパスポートを入手し、醸造所でクーポンを利用して試飲すると、スタンプがもらえる“Jeffco Passport Beer Tour”が実施されます。所定の数のスタンプを集めると、クージー(保冷・保温性のあるドリンクカバー)やボトルオープナー、パイントグラスといった限定品がもらえます。

また、10月11日には、ラマーストリートセンターにおいて、地元のクラフトビールの試飲会や醸造所関係者による講演が行われ、会場には移動図書館車も停車します。

E1957 - 東日本大震災被災地でのシャンティによる移動図書館活動

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下,シャンティ)は,2017年7月をもって,「いわて/みやぎ/ふくしまを走る移動図書館プロジェクト」を終了した。本稿では,プロジェクトのまとめと今後の活動について紹介する。

シャンティ国際ボランティア会の「いわて/みやぎ/ふくしまを走る移動図書館プロジェクト」、7月末で終了へ

2017年7月21日、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、東日本大震災の被災地支援活動「いわて/みやぎ/ふくしまを走る移動図書館プロジェクト」を、7月末に終了すると発表しました。
 
被災地の図書館や書店の復興状況に合わせて活動を収束することとなりました。地元の図書館やお話し会などへと活動を引き継いでおり、7月末の同会岩手事務所閉鎖に伴って終了するとしています。
 
同会ウェブサイトには、プロジェクト終了のお知らせとともに、これまでの活動のまとめが掲載されています。
 
いわて/みやぎ/ふくしまを走る 移動図書館プロジェクト終了(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会,2017/7/21)
http://sva.or.jp/wp/?news=23773
 
走れ東北!移動図書館プロジェクト(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会)
http://sva.or.jp/tohoku/
 
参考:

静岡市立図書館、夏休み期間中、中山間地域で「1日こかげ文庫」を実施

静岡市立図書館が、夏休み期間中(7月26日から8月4日まで)、市内の中山間地域で「1日こかげ文庫」を実施すると発表しています。

中山間地域の小・中学校に移動図書館車が巡回し、本の貸出・返却、絵本・紙芝居などのおはなし会、工作教室、講師によるレクリエーションなどの催し物が行われます。

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