障害者サービス

司書が覚えておきたい手話講座が動画で公開

2014年3月1日、株式会社ヴィアックスが、「司書さんが覚えておきたい手話講座」第1回を公開しました。第1回は約50秒の動画で、はじめて本を借りるという状況で使用される手話が紹介されています。「小川先生」と「きっしー」による対話形式の講座となっています。

第2回は、3月15日に公開されるとのことです。

司書さんが覚えておきたい手話講座
http://ecaki-randa.com/syuwa.html

タブレット端末向けURL
http://ecaki-randa.com/tablet/syuwa.html

※URLを修正しました。

障害者権利条約批准国の情報技術のアクセシビリティの発展状況についてのレポートが公開

G3ict(Global Initiative for Inclusive Information and Communication Technologies)と、障害者インターナショナル(Disabled People’s International: DPI)が、障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities: CRPD)にもとづく情報技術(ICTs)のアクセシビリティに関するレポート“Convention on the Rights of Persons with Disabilities 2013 ICT Accessibility Progress Report”を公開しました。

このレポートでは、障害者権利条約の批准国74か国を含む76か国を対象とし、情報技術のアクセシビリティに関する法律、政策や関連するプログラムについての情報を標準的なツールで収集し、障害者擁護団体、政府、市民社会や国際的な組織に対して、条約締結国の障害者権利条約の適応過程を注視するよう求めるものとのことです。2010年、2012年に続く、第3版とのことです。

CRPD 2013 ICT Accessibility Progress Report

米国連邦通信委員会(FCC)、電子書籍リーダーのアクセシビリティ要件の適応についての免除期間を延長

2014年1月28日、米国連邦通信委員会(FCC)は、電子書籍リーダー製造業者連合(Coalition of E-Reader Manufacturers)からの電子書籍リーダーのアクセシビリティー要件の適用除外の求めに対して、特定の種類の端末については、2015年1月28日までの1年間の期限付きで、適用除外を認めると公表しました。

米国では、障害のある人にアクセスを保証するための法律(CVAA)が2010年10月に成立しており、高度通信サービス(Advanced Communications Services: ACS)を行う端末は、同法に従い、障害のある人も利用できるようにする義務があるとのことです。

今回、特定の種類の端末については、テキストベースの電子書籍閲覧に特化した端末であり、ACSに該当しないとの判断が下されたようですが、技術の変化や電子端末におけるACSの役割の拡大も考慮して、1年間の期限が設けられたとのことです。

DA 14-95(Federal Communications Commission)
http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2014/db0128/DA-14-95A1.pdf

国立国会図書館、1月27日から「視覚障害者等用データ送信サービス」を開始

国立国会図書館は、2014年1月27日から、視覚障害者等の方を対象とした「視覚障害者等用データ送信サービス」を開始しました。

ご利用いただけるデータは、次の通りです。
・国立国会図書館が製作した「学術文献録音図書DAISY資料」のデータ(約840点)
・公共図書館が製作し国立国会図書館が収集した音声DAISYデータ・点字データ

ご利用いただけるのは、視覚障害者その他視覚による表現の認識に障害のある方です。利用方法は、お近くの図書館で利用する方法、個人でお持ちの機器で利用する方法の2種類があります。

「視覚障害者等用データ送信サービス」開始のお知らせ
http://www.ndl.go.jp/jp/service/support_news.html

カナダのCNIB Library、DAISY形式のオーディオブックをプレイヤーに直接配信するサービス“Direct to Player”を開始

カナダの視覚障害者団体であるCNIB(Canadian National Institute for the Blind)の図書館が、DAISY形式のオーディオブックを配信する“Direct to Player”というサービスを2013年12月3日から開始していたようです。

“Direct to Player”は、同館の利用者を対象に、Wi-Fi機能の付いたDAISY形式のプレイヤーにオーディオブックを無料で配信するサービスとのことです。“Direct to Player”には12冊のオーディオブックが納められる仮想的な本棚が準備されており、利用者が指定したジャンルや著者などに基づいて、システムが自動的に選択した本が追加されるということです。不要な本を削除すれば、新しい本が自動的に追加される仕組みみとのことです。本の選択にあたっては、図書館システムによる自動選択のほか、CNIB Libraryの職員にアドバイスを求めることもできるとのことです。

CNIB Libraryでは、パソコンが使用できない高齢者等へのサービスを解決するため、パソコンを利用する必要のない配信サービスを導入したとのことです。

CNIB Launches "Direct to Player" Download Service(The DAISY Planet, 2013/12)

オムロン(インド)がインド視覚障害者協会と共同で視覚障害者向けの電子図書館プロジェクトを計画

2013年12月17日、インド視覚障害者協会(National Association for the Blind; NAB)は、インドのオムロングループと共同で行う視覚障害者向けの電子図書館プロジェクト“Your Voice, Their World”の計画を公表しました。

世界の中で最も視覚障害者数が多いとされるインドでは、視覚に障害のある生徒は、印刷された本の1%未満しか入手できないとされており、技術によるデジタルデバイドの克服を目指して、視覚障害者向けの電子図書館が計画されているとのことです。

プロジェクトの第一段階においては、2014年12月までに、DAISY形式で計2,000時間(約200タイトル)の録音図書を作成する予定であるとのことです。

この録音図書とあわせて、5,000ページの印刷物を電子書籍フォーマットに変換することも予定しているとのことです。

OMRON unveils “ Your Voice, Their World” – Accessible Digital Library project in association with National Association for the Blind, Delhi(National Association for the Blind, 2013/12/17付け)

北米研究図書館協会と米国図書館協会、電子書籍リーダーのアクセシビリティに関して連邦通信委員会に意見を表明

2013年12月、北米研究図書館協会(ARL)と米国図書館協会(ALA)は、電子書籍リーダーのアクセシビリティについて、連邦通信委員会(FCC)に意見表明を行ったとのことです。

2010年10月8日に、障害のある人に対して、新しいインターネット通信と映像技術へのアクセスを保証することを目的として、「21世紀における通信と映像アクセシビリティに関する法律(Twenty-First Century Communications and Video Accessibility Act;CVAA)」が成立しました。

電子書籍リーダー製造業者連合(Coalition of E-Reader Manufacturers)は、電子書籍リーダーが、この法律が定める高度通信サービス(Advanced Communications Services)を提供する端末ではないとして、免除申請を行っているとのことです。

ARLおよびALAは、FCCはこの製造者連合からの免除申請を拒否すべきであると、意見表明を行ったようです。なお、ARLは2013年9月にも同様のコメントをFCCに提示しているとのことです。

ARL and ALA File Comments to FCC on E-Reader Accessibility(ARL, 2013/12/13付け)

DAISYコンソーシアム、オーディオブック作成ツール“Obi”のバージョン3.0をリリース

2013年12月15日、DAISYコンソーシアムは、オーディオブック作成ツール“Obi”のバージョン3.0をリリースしたと公表しました。Obi3.0は、 DAISY3および2.02に準拠したオープンソースのツールで、43のDAISY作成機関などで使用されているとのことです。

DAISY Consortium Releases Obi 3.0(2013/12/15, DAISY Consortium)
http://www.daisy.org/news-detail/1310

Obi: DAISY/NISO Audio Authoring Tool
http://www.daisy.org/obi/

E1509 - 「点字図書館オープンオフィス」に込めた思い

 去る2013年11月9日・10日の両日,東京都高田馬場にある日本点字図書館を会場に「点字図書館オープンオフィス」を開催した。当館の日常業務を気軽に体験できるような企画とパネル展示を行い,事業を紹介した。二日間の来館者数は約1,200人。予想を上回る多くの方々にご来場いただき感謝申し上げたい。...

IFLAの「メディアリテラシー・情報リテラシーに関する提言」と「印刷物を読むことに障害がある人々に対する図書館サービスについてのマニフェスト」、UNESCO総会で承認

2013年11月5日から20日かけてパリで開催されていたUNESCO総会で、国際図書館連盟(IFLA)が策定した「メディアリテラシー・情報リテラシーに関する提言」(“Media and Information Literacy Recommendations”)と「印刷物を読むことに障害がある人々に対する図書館サービスについてのマニフェスト」(“Libraries Serving People with Print Disabilities Manifesto”)が承認されていました。IFLAは、ウェブサイトでこのことをアナウンスし、今後、UNESCO加盟国はこれらの提言・マニフェストを支持し、情報アクセスを促進するための政策においてこれらを考慮に入れることが求められる、としています。

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