障害者サービス

日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会、「新型コロナ時代の障害者サービスのヒント」を公開

日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会が、2020年6月13日に策定した「新型コロナ時代の障害者サービスのヒント」を公開しています。

当面の図書館の障害者サービスにおいて、利用者や職員の安全を確保しつつ、できる限りの障害者サービスが実施できるよう策定したものです。今後の感染状況などにより、同文書は更新をしていくとしています。

「1 障害のある来館者への対応」「2 対面朗読サービス」「3 郵送貸出」「4 職員などによる宅配・配本サービス」「5 録音、点字資料の製作」「6 研修会、養成講座等」の6つの項目で構成されています。

お知らせ一覧(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※「2020/06/18「新型コロナ時代の障害者サービスのヒント」を公表しました」とあります。

国立国会図書館国際子ども図書館、児童書研究資料室で児童用の視覚障害者等用電子資料(DAISY資料)の提供を開始

2020年6月11日、国立国会図書館(NDL)の国際子ども図書館は、同館の児童書研究資料室において、児童用の視覚障害者等用電子資料(DAISY資料)の提供を開始したことを発表しました。また、NDLの東京本館で所管していた児童用DAISY資料について、全て国際子ども図書館へ移管されたことも併せて発表しています。

なお発表時点では、NDLの蔵書検索・申込のオンラインサービス「国立国会図書館オンライン」の詳細検索画面で「障害者向け資料」を選択した場合、国際子ども図書館が提供する児童用DAISY資料が対象に含まれず、オンライン上で検索する際には、詳細検索画面で「すべて」または「電子資料」を選択する必要があることを併せて案内しています。後日、国際子ども図書館提供の児童用DAISY資料が「障害者向け資料」の検索対象となるように、システム改修が行われる予定です。

国際子ども図書館で児童用の視覚障害者等用電子資料(DAISY資料)の提供を開始しました(NDL,2020/6/11)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/200611_01.html

韓国国立障害者図書館、国立中央図書館(NLK)から移管され、文化体育観光部の所属機関に:国の障害者サービス政策の策定・総括を担当

2020年6月4日、韓国の国立障害者図書館が、国立中央図書館(NLK)の所管から、文化体育観光部の所属機関に移管されました。2019年に改正された図書館法によるもので、今後、同館が、国による図書館の障害者サービスの政策を策定し、総括します。

同日、文化体育観光部長官は、国立障害者図書館を訪問し、障害者を対象とした新型コロナウイルス感染拡大下のオンラインサービスの視察を行なっています。

코로나19 대응, 국립장애인도서관 비대면 서비스 현장 점검(新型コロナウイルス感染症に対応する国立障害者図書館の非対面サービスの現場を点検)(文化体育観光部,2020/6/4)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=18054

奈良市立図書館及び八王子市立図書館(東京都)、オーディオブック配信サービスを開始:通勤・通学時の読書機会の拡大や読書バリアフリー法への対応

奈良市立図書館及び東京都の八王子市立図書館が、オーディオブック配信サービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社の公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させて実現したサービスで、奈良市立図書館では2020年5月1日から、八王子市立図書館では2020年6月1日からサービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社や奈良市立図書館のプレスリリースによると、両市では、視覚障がい者向けサービスや通勤・通学時の読書機会の拡大、読書バリアフリー法への対応として同サービスを導入したとのことです。

大阪府立中央図書館、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表

2020年5月23日、大阪府立中央図書館が、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表しました。

大阪府立中央図書館 お知らせ
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/
※「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施します。 (2020年5月23日更新)」とあります。

大阪府立図書館 障がい者サービスのページ
https://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/index.html
※お知らせ欄に「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読サービスを実施します」とあります。 

オーテピア高知声と点字の図書館、プリントディスアビリティのある人のための「新型コロナウイルスに関するパンフレット(マルチメディアデイジー版)」を製作・公開

2020年5月12日、オーテピア高知声と点字の図書館は、書籍・新聞等の活字情報へのアクセスが困難な人々へ新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識と情報を提供するために、「新型コロナウイルスに関するパンフレット(マルチメディアデイジー版)」を製作したことを発表しました。

高知みらい科学館の制作したパンフレット「科学館が 科学の視点で わかりやすく伝える 新型コロナウイルス」を原本として、マルチメディアデイジー版のパンフレットは製作されました。高知みらい科学館制作のパンフレットの内容に加えて、付録として「ご存じですか?バリアフリー図書」、「又吾とえんこう」の2点の付録が収録されています。

マルチメディア版パンフレットのパソコン閲覧用データは、オーテピア高知声と点字の図書館のウェブサイトからダウンロードすることができます。またApple社のApp StoreやGoogle Playからダウンロードして、スマートフォン・タブレットで閲覧することもできます。

日本図書館協会(JLA)、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」のパブリックコメントに意見を提出

2020年5月13日、日本図書館協会(JLA)は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」のパブリックコメントに意見を提出したと発表しています(5月12日付)。

読書バリアフリー法に基づく基本的な計画の策定を評価するとともに、学校図書館の整備が遅れている特別支援学校の支援体制への配慮、肢体不自由や寝たきり状態などの理由で図書館への来館が困難な視覚障害者等のために無料で配送ができる制度の工夫などを提案しています。

「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」への意見提出について(JLA, 2020/5/13)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=5305

韓国・国立障害者図書館、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、聴覚障害者のための読書プログラムをオンラインで実施:手話映像資料を10回分提供

2020年4月13日、韓国国立中央図書館(NLK)が、所管する国立障害者図書館が、2020年4月14日から6月23日まで、障害者図書館のウェブサイトを通じて、聴覚障害者のための読書プログラムを行なうと発表しています。

同館では、2013年から聴覚障害者の識字力向上と読書活性化を目的に、手話読書プログラムを行なっていますが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、集合しての講座ではなく、オンラインで行なうことなりました。

同館が、手話映像資料を10回分提供しており、同館会員であればだれでも無料で利用することができます。

同館では、新型コロナウイルス感染症により情報へのアクセスが困難となった聴覚障碍者が知識情報から疎外されないように準備したとしています。

文部科学省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」に関するパブリックコメントを実施中

文部科学省が、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」へのパブリックコメントを、2020年4月14日から5月13日まで実施しています。

「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」は、2019年6月に成立した「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」に基づき、関係省庁等と関係者が構成する「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会」によってとりまとめられたものです。

視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」に関するパブリック・コメント(意見公募手続)の実施について(文部科学省,2020/4/14)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00190.html

米国議会図書館(LC)と独立系出版社Sourcebooks社の共同による犯罪小説の希少本・絶版本復刊シリーズ“Library of Congress Crime Classics”の第1弾が印刷版・点字版で同時刊行

2020年4月7日、米国議会図書館(LC)は、新たに立ち上げられた“Library of Congress Crime Classics”シリーズの第1弾として、グリーン(Anna Katharine Green)の作による“That Affair Next Door”の印刷版と点字版が同時刊行されることを発表しました。

“Library of Congress Crime Classics”は2019年9月に、LCと独立系出版社Sourcebooks社のミステリー小説に関するブランドであるPoisoned Pen Pressの共同で立ち上げることが発表されたシリーズです。1860年代から1960年代に出版され、LCの所蔵する希少本・絶版本となった犯罪小説の古典について、復刊に取り組んでいます。第1弾の“That Affair Next Door”刊行にあたっては、LCの障害者サービス部門「視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Print Disabled:NLS)」が密接に協力し、印刷版と点字版が同時刊行された、としています。

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