IFLA(国際図書館連盟)

国際図書館連盟(IFLA)、国際連合(UN)のアンケート“Human Rights and COVID-19”への回答内容を公開

2020年6月22日、国際図書館連盟(IFLA)が、新型コロナウイルス感染症の人権への影響に関して国際連合(UN)が実施しているアンケート“Human Rights and COVID-19”への回答内容を公開したことを発表しました。

発表の中では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が直接的に影響をもたらした権利として、教育、情報への自由なアクセス、コミュニティの文化的生活への自由な参画、科学的成果の共有、行政への参加に関する権利が挙げられています。

回答の概要は、以下の通りです。

・万人のためのインターネットとメディアリテラシー(Internet-for-all and media literacy)
教育的・文化的イベントの開催等がインターネット環境を前提としたものとなり、インターネットへのアクセスおよびメディアリテラシー教育がこれまで以上に重要になっている。図書館はインターネットのアクセスやメディアリテラシーを提供するうえで重要な役割を担っている。

国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)中央図書館の破壊を非難する声明を発表:政府に対し図書館の保護を要請

2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)の中央図書館が意図的に破壊されたというニュースを受け、図書館の破壊を非難する声明を発表しました。

声明では、(1)世界の文化遺産を保護するユネスコによる活動“Unite for Heritage”で明らかになった、このような破壊が物質的な損失だけでなく、永続的な社会的・文化的な被害をもたらす、ということを示すとともに、(2)如何なる状況下でも、学習と成長の機会を提供する学校・大学の機能を保護する必要性を強調する「学校保護宣言」(Safe Schools Declaration)の精神にも反するとしています。

そして、(1)(2)ともに、国際法のもと、また、国民に対する義務として、政府は、暴力の脅威に直面している図書館の安全を保障するための行動をとる義務があると明示されていることから、ベネズエラ政府等に対し、図書館へのさらなる保護を求めています。

国際図書館連盟(IFLA)、会長・事務局長名で人種差別を非難する声明を発表

2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)が、米・ミネソタ州ミネアポリスの警察署内で発生した警察官の行為による黒人男性フロイド(George Floyd)氏の死亡事故等をうけ、会長・事務局長名で人種差別を非難する声明を発表しています。

声明では、あらゆる形態の人種差別を、人権、及び、積極的な包摂により個人・コミュニティーの生活を向上させるという情報専門職として価値観、双方に根本的に反するものとして非難するとしています。

そして、米国図書館協会(ALA)やオーストラリア図書館協会(ALIA)等の仲間とともに、図書館内外で人種差別の対象となっている人々と連携するとし、全ての人にとってより良い社会となるために図書館情報サービスを推進していくとしています。

Statement by the IFLA President and Secretary-General: Racism Has No Place in the Society Libraries are Working to Build(IFLA,2020/6/5)
https://www.ifla.org/node/93126

国際図書館連盟(IFLA)、世界中の図書館に貢献するために手軽に行えるアイデアを毎週紹介する企画“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施中

2020年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)は、世界中の図書館に重要なポリシーやアドヴォカシーに関する話題を提供するブログ“Library Policy and Advocacy Blog”上の企画として、“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施することを発表しました。

IFLAは、世界中の図書館に様々な働きかけを行うことにより、新戦略「IFLA戦略2019-2024」実現のために支援することをその使命としています。新戦略の実現は、世界中で図書館のために時間と精力を割き、図書館分野における最大の頭脳である専門組織(Professional Units)の活動に大きく依存しています。

図書館のために長く時間を割くことや、世界図書館情報会議(WLIC)に毎年参加できるような資料を見つけることは必ずしも容易ではありませんが、わずかな時間しか割くことができなくても、世界の図書館の活動に参加し貢献する方法は多数あり、そのためのアイデアを紹介することを同企画の趣旨として説明しています。

国際図書館連盟(IFLA)、「フェイクニュースの見極め方」(COVID-19版)の日本語訳を公開

2020年5月15日、日本図書館協会(JLA)が、Twitterにおいて、国際図書館連盟(IFLA)が「フェイクニュースの見極め方」( COVID-19版)の日本語訳を公開したことを紹介しています。

@JLA_information(Twitter, 2020/5/15)
https://twitter.com/JLA_information/status/1261866931990061057

国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染拡大により資料へのアクセスが制限されている状況下で電子的に配信可能な資料の申込ができる“Resource Sharing during COVID-19 (RSCVD)”を開始:ボランティアの図書館による事業

国際図書館連盟(IFLA)のドキュメントデリバリー・資源共有(Document Delivery and Resource Sharing)分科会が、2020年4月21日、“Resource Sharing during COVID-19 (RSCVD)”の開始を発表しています。

新型コロナウイルス感染拡大により資料へのアクセスが制限されている状況下で、非営利機関の大学・研究・公共・学校・専門図書館の図書館員が、他の図書館に対して電子的に配信可能な資料の申込ができる試行サービスです。

申込を受けると、ボランティアで参加している図書館が、利用可能な電子的な資料を探し、ライセンスの範囲内で、OCLCの電子ファイル受け渡しサイトArticle Exchange を用いて資料の提供を行います。PDFファイルへのリンクとアクセスのためのパスワードが送られ、30日間サーバー上にあるファイルに対して、3回のダウンロードが可能です。

同サービスは、2020年8月31日まで行われる予定で、通常の情報提供サービスを再開できているか、必要とする人に情報を提供できているか、継続的に参加するボランティアがいるか、の3つの基準に基づいて見直しが行われる予定です。

国際図書館連盟(IFLA)、各国の図書館協会等による図書館を安全に再開館するための計画を収集中:調査結果は“COVID-19 and the Global Library Field”のページで公開

2020年5月5日、国際図書館連盟(IFLA)は、事務局(Headquarter)と図書館協会運営分科会 (Management of Library Associations Section)が共同で、図書館を安全に再開館するために各国の図書館協会・図書館担当部局・図書館ネットワーク等が策定中もしくは実施中の計画の事例収集を行っていると発表しました。

新型コロナウイルス感染症に関する制限を緩和する国が増える中、図書館では、利用者・職員にとって安全に再開館する方法について厳しい選択に直面しており、お互いの対応方法や疑念を共有し、学びあうことで、そのことを支援することが目的とされています。

IFLAのライトナー(Leitner)事務局長は、再開館を安全に行うためには慎重な計画が必要であり、安全性を犠牲にしてはできないとしています。

調査の結果はIFLAの“COVID-19 and the Global Library Field”のページに反映されます。

国際図書館連盟(IFLA)、“Public Library of the Year Award 2020”の中止を発表

2020年4月20日、国際図書館連盟(IFLA)の図書館建物および設備分科会 (Library Buildings and Equipments)が、2020年世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会の中止をうけて、“Public Library of the Year Award 2020”も中止すると発表しました。

そのかわり、今年の応募資格者にも次年度の“Public Library of the Year Award 2021”の応募資格を与えるとしています。

Public Library of the Year Award 2020 cancelled - but some good news too!(IFLA, 2020/4/20)
https://www.ifla.org/node/93022

国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うインフォデミックを受け、インフォグラフィック「フェイクニュースの見極め方」を改訂

2020年4月16日、国際図書館連盟(IFLA)は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い発生している情報の氾濫「インフォデミック(infodemic)」を受けて、インフォグラフィック「フェイクニュースの見極め方」を改訂し、COVID-19版として公開しました。

今回の改訂は、信頼できる情報源を確認する必要性の高まりや、SNSを通じてニュースが拡散されている現在の状況を踏まえて行われています。

How To Spot Fake News at a Time of COVID-19(IFLA, 2020/4/16)
https://www.ifla.org/node/93016

How to Spot Fake News – COVID-19 Edition(IFLA)
https://www.ifla.org/node/93015/

国際図書館連盟(IFLA)、アイルランド・ダブリンで開催予定の2020年世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会の中止を発表:ダブリンでは2022年に開催

2020年4月9日、国際図書館連盟(IFLA)が、アイルランドのダブリンで開催予定であった2020年の世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会の中止を発表しました。

開催月の8月までに最悪の事態がおさまって安全でオープンで感動的なイベントを実施できるかは不確実である現状に鑑み、IFLAの運営理事会(Governing Board)とアイルランドの国内委員会が決定したものです。会議中に開催予定であった総会については遅くとも2020年11月30日までに開催できるよう日程と場所を調整するとしています。

2021年は予定通りオランダ・ロッテルダムで開催されます。

2022年はニュージーランド・オークランドでの開催が予定されていましたが、会場の整備が遅れており、また、新型コロナウイルスにより準備作業に制限がかかっており、十分な時間が取れないことから、IFLAではニュージーランドの国内委員会と協議し、オークランドでの開催を中止すると発表しています。かわりに、2022年にはダブリンで開催されます。

2023年は、欧州以外の全世界の地域を対象に候補地の募集が行われます。

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