NLA(オーストラリア国立図書館)

E1793 - オンライン資料の納本制度の現在(3)オーストラリア

E1793 - オンライン資料の納本制度の現在(3)オーストラリア

◯はじめに

2015年8月17日にオーストラリア連邦議会を通過した「民法・司法関係法改正法2014」(Civil Law and Justice Legislation Amendment Bill 2014)によって,オーストラリア国立図書館(NLA)への納本対象資料をオンライン資料にも拡大するように改正された著作権法が,2016年2月17日施行された。これまで,NLAでは,無償のオンライン資料を出版者との契約により収集してきたが,改正著作権法の施行に伴い,有償・無償を問わずオンライン資料は全て納本制度に基づき収集できることとなった。2012年に司法省からオンライン資料のオンデマンド収集を主旨とする納本制度の拡大について提言が出されたが,これはその提言の延長にあるものであろう。

オーストラリア国立図書館の情報探索システム“Trove”がバージョン7にアップデート

2016年2月21日、オーストラリア国立図書館(NLA)は、同館の情報探索システム“Trove”をアップデートし、バージョン7になったと発表しています。

“Trove”の歴史上最大のアップデートの1つとのことで、

・新「ブラウズ」機能を利用し、州・タイトル・日付・カテゴリーといった広範なトピックから選択することで、利用したい記事を容易に選択可能
・より容易なナビゲーションを行なう画面左のアイコン
・正確なテキストを容易に利用できるように、改行を追加し空白行を削除
・コントラスト、フォント、文字のサイズ、好ましいズームレベルといった画面のカスタマイズが可能

といった機能が追加されたとのことです。

また、「ニューサウスウェールズ官報」の一部をデジタル化して公開したほか、Troveのエンジンも、より速く、より応答的なものとなり、モバイル媒体に対応する技術が改善しているとのことです。

Introducing Trove 7(NLA,2016/2/21)
https://www.nla.gov.au/news/2016/02/10/introducing-trove-7

Trove 7 Update(Trove,2016/2/26)

CDNLAOニュースレター、最新号の特集はアジア・オセアニア地域のIFLA/PACセンターにおける図書館資料の保存活動

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第85号が公開されています。特集として、アジア・オセアニア地域のIFLA/PACセンターにおける図書館資料の保存活動に関する記事を掲載しており、オーストラリア、日本、韓国、スリランカ、中国、トルコのそれぞれについて、以下の記事が掲載されています。

オーストラリア:Broadening Parameters at the National Library of Australia
日本:National Diet Library’s Preservation and Conservation Activities and the IFLA/PAC Regional Centre for Asia
韓国:Preservation Activities of IFLA PAC Korea Center
スリランカ:Activities of IFLA Preservation and Conservation (PAC) Centre Sri Lanka, National Library and Documentation Services Board

オーストラリア国立図書館への納本対象資料をデジタル資料へ拡大した改正著作権法が施行 

2015年8月17日に議会を通過した「民法・司法関係法改正法2014(Civil Law and Justice Legislation Amendment Bill 2014)」によって、オーストラリア国立図書館(NLA)への納本対象資料をデジタル資料にも拡大するように改正された著作権法が2016年2月17日施行されました。

これにより、NLAは、デジタル形態の書籍、雑誌、ニュースレター、地図、楽譜、ウェブサイトも収集することとなり、収集されたデジタル資料は、2016年後半に閲覧室で利用できるようになるとのことです。

最初に納本された電子書籍は、作家・キニーリー(Tom Keneally)氏の最新の小説“Napoleon's Last Island”とのことです。

New legal deposit service (NLA,2016/2/11)
https://www.nla.gov.au/news/2016/02/11/new-legal-deposit-service

NLA makes digital history today(NLA,2016/2/17)
https://www.nla.gov.au/media-releases/2016/02/17/nla-make-digital-history-today

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は閲覧サービス

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第84号が公開されています。特集として閲覧サービスを取り上げており、オーストラリア、日本、中国、韓国、ラオス、ニュージーランドのそれぞれについて、以下の記事が掲載されています。

オーストラリア:Reader Services at the National Library of Australia
中国:The NLC Walks into the Subway Station
日本:Reader Services at the NDL: Taking Tokyo Main Library as an example
韓国:Policy Information Service for Administrative Support
ラオス:Library Services in the 21st Century
ニュージーランド:A new approach to on-site collection access in the Alexander Turnbull Library Reading Rooms, National Library of New Zealand

最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”の優勝者及び各賞の受賞者が発表される

2015年12月8日、米国デジタル公共図書館(DPLA)と、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“DigitalNZ”が、Europeanaやオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”と連携して実施していた国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”の優勝者と各賞の受賞者が発表されました。

“GIF IT UP”は、DPLA・DigitalNZ・Europeana・Troveのサイトから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使って作成された最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティションで、応募作品は、パブリックドメインで、著作権の制限がないことを宣言するか、再利用可能なクリエイティブコモンズであることが条件となっています。

Meet the winners of GIF IT UP 2015(DPLA,2015/12/8)
http://dp.la/info/2015/12/08/meet-the-winners-of-gif-it-up-2015/

View all of the GIF IT UP entries
http://gifitup2015.tumblr.com/

参考:

米国デジタル公共図書館(DPLA)と“DigitalNZ”、最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”を開催(10/12-11/21)

2015年10月12日から11月21日まで、米国デジタル公共図書館(DPLA)と、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“DigitalNZ”は、Europeanaやオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”と連携して、国際的なコンペティションである“GIF IT UP 2015”を開催しています。

“GIF IT UP”は、DPLA・DigitalNZ・Europeana・Troveのサイトから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使って作成された最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティションで、2014年に第1回目が開かれています。

作品は、パブリックドメインで、著作権の制限がないことを宣言するか、再利用可能なクリエイティブコモンズであることが条件とのことです。

作品は国際的な委員会で審査され、優勝者と3人の次点者を選ぶとのことです。Tumblrの ‘notes’に最も書き込まれたGIFには“people’s choice award” が与えられ。ニュージーランドの児童・生徒向けにも特別な賞があるようです。

オーストラリア国立図書館とオーストラリア国立大学、コレクションへのデジタルアクセスに関する覚書を締結

2015年7月9日、オーストラリア国立図書館とオーストラリア国立大学が覚書を締結したと発表しています。

両機関の連携は、1955年10月及び1957年のアーカイブコレクションに関するもの以来長い歴史があり、今回の新しい合意はコレクションへのデジタルアクセス提供のためのサービスと機会に焦点をあてたものということです。

新しい覚書は、コレクションの開発・コレクションへのアクセスの提供・活動に関する情報の共有・十分で効果的なサービス貢献のための人員配置、での協力を支援するもののようです。

Digital environment brings greater collaboration between the National Library of Australia and The Australian National University(Australian National University,2015/7/9)
http://anulib.anu.edu.au/news/?id=7191

オーストラリア、納本対象資料をデジタル資料へ拡大

Australian Libraries Copyright Committee(ALCC)によると、オーストラリアにおいて、オーストラリア国立図書館(NLA)への納本対象資料をデジタル資料へ拡大する著作権法の改正法案が先週議会で可決されたとのことです。

改正された「著作権法1968」に、冊子体資料に加えて、2016年1月からデジタル資料が納本対象として加わるようです。

Collecting Digital: Legal Deposit extended for the National Library
(ALCC,2015/7/1)
http://libcopyright.org.au/news/collecting-digital-legal-deposit-extended-national-library

Digital Legal Deposit is here(NLA,2015/7/2)
https://www.nla.gov.au/news/2015/07/02/digital-legal-deposit-is-here

参考:
国際出版連合(IPA)、各国のデジタルコンテンツの納本制度についてのレポートを公開
Posted 2014年8月18日
http://current.ndl.go.jp/node/26815

国立国会図書館のアジア情報室通報、「オーストラリアの図書館における多文化サービス--ニュー・サウス・ウェールズ州を例に」「中華圏の図書館のオンラインレファレンス」等の記事を掲載

国立国会図書館(NDL)は、「アジア情報室通報」の第13巻第1号(2015年3月号)をウェブサイトに掲載しました。本号では、、「オーストラリアの図書館における多文化サービス--ニュー・サウス・ウェールズ州を例に」と題する記事、レファレンスツール紹介37として「中華圏の図書館のオンラインレファレンス」と題する記事が掲載されています。

オーストラリアの図書館における多文化サービス--ニュー・サウス・ウェールズ州を例に(アジア情報室通報 13巻1号)
https://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin13-1-1.php

中華圏の図書館のオンラインレファレンス(レファレンスツール紹介37)(アジア情報室通報 13巻1号)
https://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin13-1-2.php

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