カレントアウェアネス

CA607 - カリフォルニア大学バークレー校「三井プロジェクト」終了 / 中井万知子

アメリカの名門校であるカリフォルニア大学バークレー校の東アジア図書館は,全米でも有数の日本語資料コレクションを誇っている。その中には,戦後日本から渡った十万冊にものぼる三井家旧蔵三井文庫本が含まれる。長らく本格的な目録作成が行われないまま,保存書庫に眠っていたこれ…

CA606 - 全国レベルの資料保存計画―アメリカ / 大泉典子

酸性紙問題に直面する米国では,3つの主要な解決法が検討されている。すなわち,過去の劣化資料のマイクロ化,現在の酸性紙本の脱酸,そして未来の本のための永久紙(中性紙)の利用促進である。全米人文科学基金(National Endowment for the Humanities)保存局の1989年度予算は,8万ドル上乗せした…

CA605 - 広告入り単行本この秋、アメリカに登場 / 大木由希

ハードカバーの単行本に広告を入れる,というWhittle Communications社の新企画は,このところ停滞気味であったアメリカ出版界にちょっとした旋風を巻き起こしている。教育や経済などのタイムリーな話題をとりあげた100ページほどの短いノンフィクション作品を広告入りの単行本にし,年5タイト…

CA604 - 図書館におけるCD-ROMデータベース国際会議―英米日の関係者が講演 / 山口和之

5月15日に東京大手町の経団連会館でユサコ株式会社の主催による「第1回CD-ROMデータベース国際会議(The Conference on the Use of CD-ROM Database for Libraries)」が開催され,国内外の関係者による講演と製品紹介および実演が行われた。1)藤川正信(図書館情報大学)基調講演「CD-ROM:現状と問題点」2)アニ…

CA603 - 目録費用100年で44倍に―物価は17倍人件費は48倍に / 坂本博

パリで行われる今年のIFLAの記述目録部会の主題は情報の経済性であり,目録作業に要する経費の問題が話し合われる。同部会は,1986−1991年の中期計画のISBD,UNIMARC典拠フォーマット,団体標目,略語・翻字の標準化,目録の表示形式(特にオンライン目録)などの他に,区切記号に重点を置い…

CA602 - 公共図書館にエイズ情報センター設置 / 千代由利

地域住民のニーズにいかに素速く対応していくかは,公共図書館の大きな課題である。次は住民の要求にこたえ,全米でも初めて,公共図書館がエイズセンターを設置した例である。発病したら殆ど三年以内に死亡するといわれるエイズ患者にとって,新しい治療法はup-to-dateどころかup-to-the-minut…

CA601 - 韓国の図書館統計―公共図書館の絶対数が不足 / 三満照敏

第25回図書館週間(4.12〜4.18)を前に,韓国図書館協会が「韓国図書館統計」(88年4月現在)を発表した。この統計によって,韓国の図書館の現況を見ると以下のようになる。まず,韓国の図書館総数は6,756館で,この中,大学図書館をはじめとする学校図書館が6,329館(93.6%)を占めている。公…

CA600 - 英国図書館の蔵書目録データベース化 / 原井直子

英国図書館(British Library)は,蔵書目録(The British Library general Catalogue of printed books to 1975. 以下BLC)のデータベース化プロジェクトを現在進めている。冊子体での刊行は1987年に終了しているが,このプロジェクトでは機械可読形へ変換しようというもので,完成すれば世界的にみても最大級の書…

CA599 - フランス新国立図書館の建設用地決定 / 門彬

フランス政府は,昨夏ミッテラン大統領が提唱した新国立図書館(TGB)をパリ市内東部のセーヌ左岸に沿ったトルビアック橋の袂に建設し,現在の国立図書館が所蔵する1945年以降の図書資料を全てこの新図書館に移管する事を決定した(TGB建設の経緯についてはCA564およびCA595を参照)。10指に余…

CA598 - ユネスコの学術国際交流促進計画―コア―ジャーナルのCD-ROM化を目指す / 松本慎二

発展途上国の科学者・研究者のフラストレーションは大きくいって二つある。その一つは自国の国立図書館やドキュメンテーション・センターが購読している抄録誌・索引誌などによって読みたい論文を特定できても,論文そのものを自国内で手に入れることがむつかしいということである。例…

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