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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
日本図書館協会(JLA)は2016年4月の障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)施行に向け、2015年12月に「図書館利用における障害者差別の解消に関する宣言」を発表し、次いで2016年3月「図書館における障害を理由とする差別の解消の推進に関するガイドライン」(以下ガイドライン)を発表した。
「なんか面白い本はあるかいな?」
東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1771ほか参照)に続き,2016年2月下旬から2016年3月下旬までの主な情報を,次の記事( E1797参照)とあわせ,2つの記事に分けて紹介する。東日本大震災の発生から5年を迎え,被災地の図書館をはじめ全国各地の図書館等で様々な活動,取組が行われた。
2016年5月1日、福島県河沼郡会津坂下町にある、東日本大震災の復興支援で全国から寄せられた30万冊の本のうち4万冊を活用して開館した「ふくしま本の森」に、カフェがオープンしました。
「本の森カフェ」がオープンしました(ふくしま本の森, 2016/5/1)http://hon-mori.d.dooo.jp/n015.html
本の森カフェ、5月1日いよいよオープン!(ふくしま本の森, 2016/4/29)http://hon-mori.d.dooo.jp/n014.html
Facebook(ふくしま本の森プロジェクト)https://www.facebook.com/ふくしま本の森プロジェクト-1439317293040325
2016年4月25日、saveMLAKは「安全な開館のために~東北の図書館員からのメッセージ~」と題したウェブページ(第1版)を公開しました。
東日本大震災の経験などをもとに、2016年4月26日現在、
・余震が続く中での開館の危険性 ・周辺地域の図書館の方へ ・被災した図書館の方へ ・参考資料
などといった項目を掲載しています。
4月21日に開催された「第61回saveMLAK MeetUp」のの議論を元に作成されたものとなっています。
安全な開館のために~東北の図書館員からのメッセージ~(saveMLAK)http://savemlak.jp/wiki/SafeReopening ※「履歴」に、「2016年4月25日:第一版公開」とあります。
関連: saveMLAK:Event/20160421(saveMLAK)http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:Event/20160421
参考: saveMLAK、「平成28年(2016年)熊本地震」による博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被害状況をまとめる特設ページを開設 Posted 2016年4月18日http://current.ndl.go.jp/node/31375
2016年3月22日から5月13日まで、公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所の付設機関である市政専門図書館で、東日本大震災関連資料の展示会が開催されます。
同館が所蔵する東日本大震災に関連する図書資料を展示するもので、ウェブサイトでは、和書910冊を収録した、文献目録も掲載されています。
市政専門図書館で東日本大震災関連資料展示会を開催します(公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(旧財団法人東京市政調査会), 2016/3/22)http://www.timr.or.jp/news/2016/03/post-114.html
展示会図録(市政専門図書館)http://www.timr.or.jp/news/東日本大震災関連資料展示会図録.pdf
市政専門図書館所蔵 東日本大震災関連文献目録 和書編(2016/3/1現在)(市政専門図書館)
2016年3月18日、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)に、「森の図書室」第二号店がオープンしました。2014年7月にオープンした1号店に続いて、クラウドファンディングサイトREADYFOR?で資金調達も行われました。
「森の図書室」は、「本と人がつながる場所」をコンセプトとしており、無料で本を借りることができるほか、お酒や飲料も提供され、毎日24時ごろまでオープンしています。
森の図書室 | 渋谷からすぐ。本の森。http://morinotosyoshitsu.com/
Facebook(森の図書室, 2016/3/17)https://www.facebook.com/morinotosyoshitsu
2016年3月2日の西日本新聞などで、福岡県鞍手郡鞍手町にある、くらて学園合同会社が、旧鞍手南中学校の図書室を活用して、同人誌2,500冊を集めた図書室を開設することが報じられています。
蔵書は、同人誌の作家から作品を買い取り陳列するもので、同社が実施するインキュベーション(創業支援)事業の一環として、おこなわれるもののようです。
なお、報道によると、海外からの観光客向けに同人誌の英訳も行っていくとのことです。
くらて学園合同会社は、2015年11月10日付で決定された、内閣府地方創生推進室による「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)先駆的事業分(タイプⅠ)」が交付された「学校まるごとアニメ事業(廃校舎利用による観光を伴うサブカルチャービジネスと創業支援事業)」の事業主体として設立された会社で、2015年3月に廃校となった旧鞍手南中学校を活用して、イベント会場・撮影スタジオ及びインキュベーション施設等、アニメ文化全般に関わる情報発信拠点として活動を展開しています。
旧中学校舎に同人誌図書館 アニメや漫画、2500冊 [福岡県](西日本新聞, 2016/3/2)http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/228216 ※2016/3/3更新
2016年3月9日から13日まで、千葉県船橋市にある船橋北口みらい図書館で、「かつらお動物見守り隊」の福島被災動物写真展「いのちをつなぐ~福島の動物たちをあきらめない~」が開催されます。また、原発被災ペットレスキュー現場からの報告について期間中ギャラリートークも開催されます。
船橋北口みらい図書館はNPO法人情報ステーションによって運営されており、同ステーションは地域活性のために民間図書館を運営している団体です。また、「かつらお動物見守り隊」は、福島原発事故により全村避難となった葛尾村を中心に犬や猫たちへの給餌等を行っている動物ボランティアです。
3月9日~13日、千葉県船橋市で写真展を開催します(かつらお動物見守り隊)http://katsuraomura.blog.fc2.com/blog-entry-108.html
3月9日~13日、北口みらい図書館で写真展を開催(NPOの民間図書館, 2016/2/11)http://ameblo.jp/ekimaelibrary/entry-12125297876.html
Facebook(船橋北口みらい図書館, 2016/2/17)https://www.facebook.com/funabashikitaguchilibrary/posts/1113604402017694
2015年10月20日、楽天株式会社が10月28日から、車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」を北海道で運行開始することを発表しました。北海道との地域活性に向けた包括連携協定による官民共同事業の一環としての実施となっています。
移動図書館車には、1,200冊の書籍が搭載されるとのことで、かつ従来の書籍や電子書籍リーダーに加え、メディアドゥの提供によるOverDrive社のサービスを利用し、200タイトルのコンテンツを用意し、国内の移動図書館としては初めてとなるという電子図書館の利用を体験できる機会を提供するとのことです。
また、北海道が巡回先の希望照会を関係機関に行い、同社が日程調整等を担当するとのことです。また、同社の発表によると、これまでの保育園や学童保育クラブに加え、新たに病院施設や認定子ども園を巡回するほか、同社が支援している道内の児童養護施設も巡回するとのことです。
10月28日には、恵庭市黄金ふれあいセンターでオープニングイベントが開催されます。
楽天と北海道、官民共同事業として「楽天いどうとしょかん」を運行- 国内の移動図書館としては初めて電子図書館の利用体験を提供 -(楽天株式会社, 2015/10/20)http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2015/1020_02.html
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
Twitterでの情報提供を行っています。https://twitter.com/ca_tweet
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