学術雑誌

EBSCO社、2013年の学術雑誌価格上昇の予測値を5~7%と発表

2012年9月14日、米EBSCO社が、2013年における学術雑誌の価格上昇の予測値についてまとめた“Serials Price Projections for 2013”を公表しました。それによると、全体として5~7%の上昇になると予測されています。この予測値は大小の出版社からの情報や過去の価格データなどから算出されているそうです。ただし、これは外国為替レートを考慮しない場合の数値で、考慮に入れたものは3ページ目に掲載されています。

Serials Price Projections for 2013(PDF:4ページ)
http://www2.ebsco.com/en-us/Documents/customer/price%20projections%20sept%2014%202013%20%28FINAL%29.pdf

Five Year Journal Price Increase History (2008 - 2012)(PDF:1ページ)
http://www2.ebsco.com/en-us/Documents/customer/Five%20Year%20Journal%20Price%20Increase%20History%20%282008-2012%29.pdf

図書館情報学分野の学術雑誌の「格付けリスト」を作成する試み(文献紹介)

College & Research Libraries誌のプレプリントとして、米パデュー大学図書館のJudith M. Nixon氏による論文“Core Journals in Library and Information Science: Developing a Methodology for Ranking LIS Journals”が公開されています。

この論文の目的は、米国で出版されている図書館情報学分野の学術雑誌の「格付けリスト」(tiered list)を作成しようというものです。図書館情報学分野では他の学術分野とは異なり、研究者の間で広く受け入れられている格付けリストが存在しておらず、研究者が投稿先を選択する際に悩むことになるとしています。そこで、様々な観点―査読の有無、研究者による判断、採択率、インパクトファクター、h-index、パデュー大学の研究者の投稿数など―から判断した格付けリストを検討しています。その結果、レベル1(tier one)に18タイトル、レベル2に37タイトル、レベル3に7タイトルが選ばれています。なお、レベル1とされたのは以下のタイトルになります。

1. Aslib Proceedings
2. College & Research Libraries
3. Collection Management

JSTOR、イスラエル国立図書館・ハイファ大学図書館とともに、ヘブライ語の重要雑誌のデジタル化提供プロジェクトを実施へ

2012年7月30日、JSTORは、ヘブライ語の重要雑誌のデジタル化と、それらのJSTORでの提供について、イスラエル国立図書館とハイファ大学図書館と協同で行うと発表しました。現在、“Horizons in Geography (אופקים בגיאוגרפיה)”等の4誌を対象に試験的にデジタル化が進められており、今後、ユダヤ研究、歴史学、社会学、社会科学の領域の50誌にまで拡大して実施する予定とのことです。

『アジ研ワールド・トレンド』誌が2012年3月号でアジア諸国の雑誌事情特集

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所が刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2012年3月号(No.198)で「アジア地域研究と雑誌—『コア・ジャーナル』を語る—」特集を組んでいます。中国、台湾、韓国、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、インド、パキスタン、スリランカ等のアジア諸国におけるコア・ジャーナルを含めた(学術誌に限らない)雑誌事情を紹介する記事が掲載されています。同誌は近年毎年3月号を図書館特集号としているようです。

アジ研ワールド・トレンド 2012年3月号(No.198)
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/index.html

EUscreen、オープンアクセスジャーナル“Journal of European Television History and Culture”を創刊

2012年3月8日に、欧州のテレビ放送アーカイブを提供する“EUscreen”のプロジェクトが、査読付きのオープンアクセスジャーナル“Journal of European Television History and Culture”を創刊しました。創刊の目的について、EUscreenは、欧州の文化遺産の重要な一部としてのテレビ放送研究のための国際的なプラットフォームを提供するためとしているようです。“Journal of European Television History and Culture”は、オープンソースの電子出版システム“Open Journal Systems”(OJS)を利用しており、第2号は2012年9月までに刊行される予定とのことです。

Journal of European Television History and Culture
http://journal.euscreen.eu/index.php/jethc

EUscreen releases open access Journal of European Television History and Culture (EUscreen 2012/3/8付けの記事)

米国国立医学図書館等、印刷媒体の医学系学術雑誌を共同保存するプログラム“MedPrint”を開始

2011年9月29日、米国国立医学図書館(NLM)と医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine)が共同で、印刷媒体の医学系学術雑誌を共同で保存するプログラム“MedPrint”を開始すると発表しました。保存と長期的なアクセスの保証を目的としたこのプログラムには、米国の医学図書館で使われている相互貸借(ILL)メッセージングシステム“DOCLINE”に加わっている米国の図書館であれば参加可能のようです。第一段として保存対象となっているのは約250の雑誌で、MedPrint参加館は1つもしくは複数のタイトルの対象雑誌を今後25年間、2036年まで保存するよう協力が求められているようです。

MedPrint -- Medical Serials Print Preservation Program
http://www.nlm.nih.gov/psd/printretentionmain.html

NLM Launches MedPrint, a National Cooperative Print Retention Program (National Library of Medicine 2011/9/29付けの記事)

E1195 - 雑誌論文のコンテンツマイニング,その現状と課題

E1195 - 雑誌論文のコンテンツマイニング,その現状と課題

英国出版社協会(Publishers Association)等が構成メンバーである,出版研究コンソーシアム(Publishing Research Consortium)が“Journal Arcicle Mining: A research study into Practices, Policies, Plans.....and Promises”と題するレポートを公表した(2011年5月付け)。レポートは,学術雑誌論文を対象としたコンテンツマイニングの現状を調査したものである。コンテンツマイニングとは,情報検索・情報抽出・メタ分析を目的として行われる,大量のデジタルコンテンツの自動処理を意味する。調査は,コンテンツマイニングに携わる専門家29名のインタビューや,国際STM出版社協会等の加盟出版社へのメール調査(回答数190件)をもとにまとめられている。ここではレポートの要約部分から,その調査結果の一部を紹介する。...

出版研究コンソーシアム(PRC)、学術雑誌のテキストマイニングの現状等をまとめた研究レポートを公開

出版研究コンソーシアム(Publishing Research Consortium;PRC)が、2011年5月付けで“Journal Article Mining: a research study into Practices, Policies,Plans,...and Promises”と題する研究レポートを公開しています。レポートでは、学術雑誌を対象としたテキストマイニングとコンテンツのデータマイニングにおいて、現在行われている実践、そのプレイヤー、ポリシー、計画等を概観しているようです。

Journal Article Mining: a research study into Practices, Policies,Plans,...and Promises (PDF)
http://www.publishingresearch.org.uk/documents/PRCSmitJAMreport2.30June13.pdf

Journal Article Mining: A Research Study into Practices, Policies, Plans. . . and Promises (DigitalKoans 2011/6/15付けの記事)

学術雑誌は投稿論文の剽窃行為をどのようにチェックしているか? 剽窃行為発見サービス“CrossCheck”ユーザを対象にした調査

中国の浙江大学が発行しているJournal of Zhejiang University SCIENCE誌が、CrossRefが提供する剽窃行為発見サービス“CrossCheck”のユーザらを対象にして、学術雑誌投稿論文の剽窃行為に関する調査を実施しています。“CrossCheck Guidance: An Analysis of Typical Cases of Plagiarism in Different Disciplines”と題されたこの調査は、The Committee on Publication Ethics(COPE)の助成を受けて行われており、その目的は、CrossCheckの判定結果を編集者がどのように使用しているかを調べること、分野による剽窃行為の違いを比較すること、編集者・著者のためのガイドラインを提案すること、のようです。

Survey on Detecting Plagiarism in Journals using CrossCheck/iThenticate
https://www.surveymonkey.com/s/jzus

CrossCheck Users Survey (CrossRef Blog 2011/5/27付け記事)

SPARC Japan、第7回・第8回のセミナーの講演内容等を公開

2011年4月22日にSPARC Japanが、1月14日に開催した第7回SPARC Japanセミナー2010「著者IDの動向」と、2月3日に開催した第8回SPARC Japanセミナー2010「世界における”日本の論文/日本の学術誌”のインパクト」それぞれの講演内容と開催報告をウェブサイトで公開したようです。

第7回SPARC Japanセミナーのドキュメント、開催報告を公開しました。 (SPARC Japan 2011/4/22付けのニュース)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2011/04/7sparc_japan_1.html

第8回SPARC Japanセミナーのドキュメント、開催報告を公開しました。 (SPARC Japan 2011/4/22付けのニュース)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2011/04/8sparc_japan_1.html

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