英国

英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、200件以上の雑誌をPlan S準拠の転換雑誌に

2020年11月17日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は209件のジャーナルをPlan Sに準拠した転換雑誌(transformative journal)にすることを約束したことを発表しました。これらのジャーナルの内訳は、CUPが所有する全てのハイブリッドジャーナル118件と、CUPのパートナーが全てまたは一部を所有するハイブリッドジャーナル91件です。

これらの209件のジャーナルでは、cOAlition Sが設定したオープンアクセスの成長目標に沿って、オープンアクセス論文を徐々に増加させていくとしています。また、論文処理費用(APC)と購読料の二重取り(ダブルディッピング)を回避するために、購読料価格を下げていくと述べられています。これらによって、完全なオープンリサーチへ移行するとしています。

英・ケンブリッジ大学図書館、デジタル保存プログラムの開始を発表:現在及び将来における同館のデジタルコレクションへのアクセス保証のため

世界デジタル保存デーである2020年11月5日、英・ケンブリッジ大学図書館は、デジタル保存プログラムを近日中に開始することを発表しました。

ケンブリッジ大学による支援の下で同館が主導するプログラムであり、収集したデジタルコレクションのケアや、オープンソースのシステム・ツール、標準に基づくサービスを提供するものです。これにより、同館はオープンソース・コミュニティを支援しつつ、デジタルコレクションと利用者双方のニーズを満たすことができるとしています。

発表では、同館におけるこれまでのデジタル保存関連の取組、開始されるサービスでは資料作成・登録・利用者によるアクセス等の各段階で長期保存のための工夫を行うこと、サービスの詳細情報は開始後に共有すること等が述べられています。

Cambridge University Library
https://www.lib.cam.ac.uk/
※“Latest news”に2020年11月5日付けのニュースとして“Cambridge University Library launches Digital Preservation Programme”が掲載されています。

英・電子情報保存連合(DPC)、2020年の“Digital Preservation Awards”を発表

世界デジタル保存デーである2020年11月5日、英・電子情報保存連合(DPC)が2020年の“Digital Preservation Awards”を発表しました。

同賞は2004年に創設されたもので、2020年は7つの賞が設けられており、デジタル保存に関するすぐれた取組や、デジタル保存の進展に多大な功績のあった個人に与えられます。

各賞の概要と受賞者は次のとおりです。

・The International Council on Archives Award for Collaboration and Cooperation
組織・専門・セクター・地理的境界を越えたすぐれた連携事例に対して授与される賞であり、米・国家デジタル管理連盟(NDSA)によるデジタル保存支援ツール“Levels of Digital Preservation”の改訂プロジェクトが受賞しました。

E2322 - オランダ・ILP Labによるウェブサイト収集への提言

オランダのアムステルダム大学情報法研究所(Institute for Information Law)が所管する学生イニシアチブ,The Glushko & Samuelson Information Law and Policy Lab(ILP Lab)は,2020年8月,ポリシーペーパー“Web harvesting by cultural heritage institutions”を公開した。

早稲田大学図書館、館報「ふみくら」98号を公開:システム共同運用記念シンポジウム「早慶図書館の挑戦」の開催報告等を掲載

2020年11月10日、早稲田大学図書館は、館報「ふみくら」98号の刊行を発表しました。早稲田大学リポジトリ上で電子版が公開されています。

同号には、2020年2月25日に開催されたシステム共同運用記念シンポジウム「早慶図書館の挑戦」の開催報告等、同大学と慶應義塾大学のコンソーシアムによる図書館システム共同運用に関する記事や、同大学と英・ケンブリッジ大学出版局とのRead & Publish 契約締結に関する記事等が掲載されています。

「ふみくら」98号が刊行されました(早稲田大学図書館, 2020/11/10)
https://www.waseda.jp/library/news/2020/11/10/8998/

英・電子情報保存連合(DPC)、主要リソースの複数言語での翻訳版を公開:組織のデジタル保存における成熟度の測定ツール“DPC Rapid Assessment Model”の日本語訳も

世界デジタル保存デーである2020年11月5日、英・電子情報保存連合(DPC)は、組織のデジタル保存における成熟度の測定ツール“DPC Rapid Assessment Model”について、日本語訳・フランス語訳をPDFで公開したことを発表しました。なお、英語版は2019年9月に公開されました。

その他、以下の資料の翻訳版公開も発表されました。

・意思決定者等にデジタル保存の重要性を説明する際に利用可能なガイド “Executive Guide on Digital Preservation”のフランス語版・スペイン語版(英語版は2019年5月に公開)
・2020/2021年度におけるDPCの新しい活動計画を示した文書“DPC Prospectus 2020-2021”の、アラビア語版・フランス語版・ドイツ語版・スペイン語版(英語版は2020年8月に公開)

DPCは、“DPC Prospectus 2020-2021”において、2020年中には同文書及びDPCの主要なリソースのうちいくつかを複数言語で利用可能とするとしていました。今回の発表では、以下の翻訳についても近日中の公開を予定していると述べています。

英国図書館(BL)、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2020年11月5日から閲覧室・展示室等の公共スペースの利用を停止

2020年11月2日、英国図書館(BL)は、英国政府の最新の指示に従って利用者の安全を守るため、11月5日から閲覧室・展示室等の同館の公共スペースの利用を停止することを発表しました。

英国のジョンソン首相は2020年10月31日付で、英国内外で新型コロナウイルス感染症の拡大が急激に増加し、国民保健サービス(National Health Service:NHS)への負担が増大していることなどから、11月5日から12月2日まで不要な外出を制限する全国的な措置を実施することを発表しています。

Coronavirus notice(BL,2020/11/2)
https://www.bl.uk/news/2020/november/coronavirus-notice

米・マサチューセッツ工科大学出版局、単行書“Reassembling Scholarly Communications: Histories, Infrastructures, and Global Politics of Open Access”をオープンアクセスで公開

LJ infodocketの2020年10月20日付け記事で、単行書“Reassembling Scholarly Communications: Histories, Infrastructures, and Global Politics of Open Access”(『学術コミュニケーションの再構築:オープンアクセスの歴史、基盤、グローバル・ポリティクス』)のオープンアクセスでの公開が紹介されています。

米・マサチューセッツ工科大学出版局が2020年10月に出版した同書は、その概要紹介によれば、植民地時代の遺産、知識フレームワーク、公衆と政治、アーカイブとデジタル保存、基盤とプラットフォーム、グローバル・コミュニティの観点からオープンアクセスについて検討する内容となっています。複数の著者による分担執筆であり、英・ロンドン大学バークベック校で文学・技術・出版を教えるMartin Paul Eve教授と、英・キングス・カレッジ・ロンドンのデジタル人文学部門のJonathan Gray講師が編者を務めています。

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