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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
広島県立図書館が2020年12月3日から、県内の高等学校で電子図書館サービス「With Booksひろしま」の出張体験会を実施しています。
広島県立図書館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた、「うちで読もうよ」~ Stay Home! Read Books! ~プロジェクトの一環として、2020年7月から中学生・高校生を主な対象とした電子図書館サービス「With Booksひろしま」の提供を開始しました。
「With Booksひろしま」の出張体験会では、同館の職員によるログイン方法・本の選び方・本を読むときの操作方法の説明や、電子書籍の利用体験等が行われています。広島県立大柿高等学校で12月3日に行われた第1回体験会では同校の83人の生徒が、広島県立尾道東高等学校で12月11日に行われた第2回体験会では同校の図書委員を中心とした30人近くの生徒が参加しました。
2020年12月15日、図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2020年を形作った10大ニュースを発表しています。
1.いくつかの例外を除き、職員や利用者の健康を守るための図書館の閉鎖が遅く、閉鎖される前に図書館の閉鎖に関するキャンペーンが広がる
2.誤った情報が生命や民主主義を危険にさらしているが、悪い情報と戦う上での図書館員の役割は不明確のまま
3.地域の書店を支援するために設立されたオンライン書店BookshopによるAmazonへの挑戦
4.知的財産権の問題をはらむ新型コロナウイルスワクチンの探究
5.インターネットアーカイブ(IA)によるNational Emergency Library
6.コロナ禍でのオンライン試験の拡大とオンライン試験監視ソフトウェアによる監視方法の問題
2020年12月20日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/12/20)」の結果を発表しました。
同調査は、11月27日にsaveMLAKが結果を公開した第12回調査に続く、第13回目の調査として、12月18日10時から12月19日21時にかけて実施されました。調査対象は、NHKが公開している、「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」の上位10都道府県(12月18日発表)の公共図書館等525館です。
発表によると、調査対象の内6館が休館しており、図書除菌機や電子書籍を導入する図書館が増えています。また、「各図書館の状況・取り組み」として、館内混雑状況の提供等の感染症対策、資料宅配サービス、オンラインのイベントやコンテンツ、展示等についてがまとめられています。
同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。また、調査の根拠となったウェブページの中で、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存され、調査時点のページを閲覧できます。
2021年2月13日、練馬区立区民・産業プラザ(東京都)において、公益財団法人文字・活字文化推進機構の主催により、フォーラム「読書バリアフリーと図書館の役割~誰もが読める環境づくり~」が開催されます。
会場ではバリアフリー図書の展示も行われます。
会場参加の定員は200人(要事前申込)であり、参加費は無料です。当日の様子は録画され、後日配信されます(要申込)。
当日の主な内容は以下の通りです。
・主催者挨拶 肥田美代子氏(公益財団法人 文字・活字文化推進機構理事長)
・行政報告「読書バリアフリー法に関する国の動向」 横井理夫氏(文部科学省総合政策局地域学習推進課長)
・基調講演「めざそう!みんなに開かれた読書環境を」 アブディン モハメド氏(参天製薬株式会社 企画本部 CSR 室 グローバル インクルージョン戦略企画担当)
2020年12月20日、和歌山市民図書館が、「図書館でこども食堂」を実施しました。
12月10日から参加券の配布が行われ、当日は小学生までの子どもが対象に、11時、13時30分、14時の計3回、各回25人定員で行われています。
図書館でこども食堂(和歌山市民図書館,2020/12/20)https://wakayama.civic-library.jp/ja/event_page/1399
「おいしいね」牛丼に舌鼓 和歌山市民図書館でこども食堂 /和歌山(毎日新聞,2020/12/21)https://mainichi.jp/articles/20201221/ddl/k30/040/209000c
2020年12月16日、岡山県の倉敷市立真備図書館は、2018年の「平成30年7月豪雨」の被災により休館中の同館の復旧工事が完了し、2021年1月30日午前10時に被災前と同じ場所で業務を再開することを発表しました。
真備公民館内の仮設真備図書館は2021年1月24日に閉館します。また、1月13日から24日まで、仮設真備図書館の業務は予約資料の受取と資料返却のみに限定されます。
再開館後の真備図書館では、一般書約6万8,000冊・児童書約3万2,000冊・視聴覚資料約2,200点の合計約10万2,200点の資料が利用可能な図書館としてリニューアルします。また、館内には新たに授乳室が設置されます。
真備図書館からのお知らせ(倉敷市立真備図書館)http://www.kurashiki-oky.ed.jp/chuo-lib/mabitosyokan_oshirase.html ※2020.12.16欄に「お待たせしました!真備図書館の再開日が決まりました」とあります。
石川県の能美市立寺井図書館が、同館市民ギャラリーにおいて、同市出身の脚本家の足跡をたどる展示「鈴木紀子と国策紙芝居展」を2020年12月18日から12月24日まで開催しています。
報道によると、同市寺井町出身の鈴木紀子氏が脚本を手掛けた、国威発揚を目的とする「国策紙芝居」に焦点をあて、その足跡をたどる展示で、地元の劇団が企画したものとのことです。複製本を含めた鈴木氏の4作品のほか、別の脚本家による国策紙芝居5点等も展示されているとのことです。
ギャラリー展示(能美市図書館)https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1001000001137/index.html ※寺井図書館の欄に「鈴木紀子と国策紙芝居展」とあります。
2020年12月12日から2021年1月11日まで、山口県の周南市立徳山駅前図書館が、同館1階共有スペースを会場とした音楽イベントとして、「ライブラリー・ミュージック・ラウンジ」(LML)を開催しています。
同館1階の共有スペースにおいて、設置されたグランドピアノ及び持ち込みの楽器による演奏の機会を提供するイベントです。楽器演奏の希望者は同館へ応募することにより、1回当たり2時間以内の持ち時間(搬入・設置・リハーサル・本番・撤収を含む)で、出演者として楽器演奏を披露することができます。応募は参加料無料で可能ですが、演奏希望日の7日前までに申込する必要があります。
同館は応募内容に応じて、LMLの演奏スケジュールを順次更新しています。また、演奏の様子は自由に観覧することができます。
2020年12月10日、山梨県の富士吉田市立図書館は、同館の作成したポスターが山梨広告協会による2020年度の第49回山梨広告賞において、「奨励賞」を受賞したことを発表しました。
「奨励賞」を受賞したのは、図書館で本を読まない人も読書が好きではない人も誰もが利用可能な公共施設を目指して、同館が「らしくない図書館をまじめにめざします」をキャッチコピーとして作成したポスターです。
受賞したポスターは、同館の受付カウンターで「らしくない図書館」を合言葉として配布されています。
☆『山梨広告賞』 奨励賞(富士吉田市立図書館,2020/12/10)http://flib.fujinet.ed.jp/forms/info/info.aspx?info_id=47687
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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