デジタルアーカイブ

米・テキサス大学、AIを用いたデジタル化資料のテキスト化プロジェクトの実施を発表

2020年12月21日、米国のテキサス大学が、プロジェクト“Unlocking the Colonial Archive: Harnessing Artificial Intelligence for Indigenous and Spanish American Historical Collections”を実施することを発表しました。

同プロジェクトは、同大学オースティン校の学際プログラム“Teresa Lozano Long Institute of Latin American Studies(LLILAS)”と、英・ランカスター大学の“Digital Humanities Hub”、英・リバプール・ジョン・ムーア大学の連携により実施されます。

文字の筆記方法や使用されている言語が原因で「読めない」、デジタル化された先住民の言語やスペイン語の資料を、人工知能(AI)を用いて読めるようにするプロジェクトです。また、全米人文科学基金(NEH)から15万ドル、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)から25万ユーロの助成を受けて実施すると述べられています。

発表の中では、目標として以下が挙げられています。

多摩市、「多摩市デジタルアーカイブ」を1月25日から公開:活用法についての講座も開催

2021年1月5日、多摩市が、1月25日から「多摩市デジタルアーカイブ」の公開を開始すると発表しました。

公益財団法人図書館振興財団「提案型助成事業」の助成を受けて、多摩市の所蔵する地域資料や貴重資料をデジタル化し、インターネット上で公開するものです。主な資料としては、1997年刊行の『多摩市史』の一部の画像や全文データ、3D撮影された出土遺物等が挙げられています。

また、2月6日には、同デジタルアーカイブの活用講座「多摩市を知ろう!学ぼう!使ってみよう!デジタルアーカイブ」が、多摩市立図書館で開催されます。

多摩市デジタルアーカイブ1月25日(月曜日)より始まります!(多摩市, 2021/1/5)
http://www.city.tama.lg.jp/0000012377.html

熊本県、三次元データ閲覧サイト 「Sketchfab」で文化財の三次元データを公開

2021年1月7日、熊本県が、三次元データ閲覧サイト 「Sketchfab」で文化財の三次元データを公開したと発表しています。

三次元データは文化財の現状を正確に記録できるため、災害で被災した文化財を復旧する際に非常に役立つデータとなること、また、工事等で遺跡が消滅した後もコンピューター上でその遺跡の状況を確認できることから、同県文化課では文化財の三次元データによる現状記録作成を進めており、今後も随時追加していく予定としています。

文化財の三次元データを公開!(熊本県,2021/1/7)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/125/80300.html

@kumamotobunka(Sketchfab)
https://sketchfab.com/kumamotobunka
※熊本県教育庁文化課の公式アカウント

琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ、みんなで翻刻との連携を開始:琉球・沖縄関係の資料を翻刻するプロジェクト「琉球・沖縄の世界を翻刻する」を実施

2021年1月6日、琉球大学附属図書館は、同館が運営する「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」と「みんなで翻刻」とが連携を開始したと発表しています。

同デジタルアーカイブに搭載されている琉球・沖縄関係の資料を翻刻するプロジェクト「琉球・沖縄の世界を翻刻する」を行うもので、現在、「ハワイ大学所蔵阪巻・宝玲文庫」や「仲原善忠文庫」からの資料143点の画像が翻刻対象資料として提供されています。

翻刻されたテキストデータは、同デジタルアーカイブで活用する予定としています。

みんなで翻刻との連携を開始しました!(琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ,2021/1/6)
https://shimuchi.lib.u-ryukyu.ac.jp/news/2021-01-06

オープンソースのJPEG2000コーデック“OpenJPEG”のバージョン2.4.0がリリースされる

2020年12月28日、オープンソースのJPEG2000コーデック“OpenJPEG”のウェブサイト上で、OpenJPEGのバージョン2.4.0のリリースが発表されました。

エンコーダーにおける主な改善点として、マルチスレッド対応、IMFプロファイルの書き込みや(JPEG2000の)PLTマーカー生成のサポート等を挙げています。その他、様々なバグの修正も行われました。

OpenJPEG 2.4.0 released(OpenJPEG, 2020/12/28)
http://www.openjpeg.org/2020/12/28/OpenJPEG-2.4.0-released

東洋文庫、「梅原考古資料 銅鐸 画像データベース」を公開

2020年12月31日、公益財団法人東洋文庫は、「梅原考古資料 銅鐸 画像データベース」の公開を発表しました。

故・梅原末治博士が調査蒐集した、銅鐸関連資料や、日本および欧米の考古学研究機関・考古学者が所蔵する銅鐸関連資料の写真、記録を集成したデータベースです。総件数は約3,400点ですが、2021年1月4日時点では暫定的に2,000点が公開されており、残りのデータは数か月以内に公開予定と述べられています。

また、同データベースの資料を利用して著作物を公刊する場合には、その刊行物を特定できる情報を同文庫に通知するよう求めています。

【ライブラリ】梅原考古資料 銅鐸 画像DB新規公開いたしました。(東洋文庫, 2020/12/31)
http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tgid=207

Internet Archive(IA)、コンピュータ関連雑誌“ComputerWorld”をマイクロフィルムからデジタル化して公開

2020年12月30日、Internet Archive(IA)が、研究助成団体Patrick J McGovern Foundationと共同で、コンピュータ関連雑誌“ComputerWorld”をマイクロフィルムからデジタル化して公開したと発表しています。

Patrick J McGovern Foundationが所蔵していた分はデジタル化が行われていましたが、所蔵分以前のものはマイクロフィルムを探す必要がありました。今回、入手もしくは寄贈を受けたマイクロフィルムをもとに、オープンソースコミュニティやマイクロフィルムの電子化関連企業NextScan社と連携しデジタル化を実施したものです。

デジタル化にあたっては、フィルムの色褪せの補正、光学文字認識(OCR)処理、日付の入力、ページ数の検出等を行なっており、また、テキストの読み上げにも対応しています。

全文検索も可能ですが、12月30日時点では統合作業中と案内されています。

米・Digital Library of Georgia、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”を公開

2020年12月15日、米・Digital Library of Georgiaが、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”の公開を発表しています。

Digital Library of Georgiaは、様々な機関で所蔵されているジョージア州の歴史や文化に関する多様な資料のデータを集約しているデジタルアーカイブです。

今回公開されたのは、ジョージア大学地図・政府情報図書館(Map and Government Information Library)が所蔵する、米・農業安定保全局(ASCS)や地質調査部(USGS)等の政府機関が作成した1,200件以上の空中写真索引です。約5万枚の白黒の空中写真は同館のデータベースGeorgia Aerial Photographsで利用可能です。

米・コロラド州立図書館、ワイオミング州立図書館・ワイオミング大学と連携して開発した、両州の歴史的新聞を統合検索できるデータベースの公開を発表

2020年12月21日、米・コロラド州立図書館が、新聞データベース“Plains to Peaks Historic Newspapers”の公開を発表しています。

コロラド州立図書館では、約5年前に、複数の検索オプションやOCR、コンテンツの保存・共有のためのユーザーアカウントの作成、クラウドソーシングといった機能を持つ、同州の歴史的新聞のデータベース“Colorado Historic Newspapers Collection (CHNC) ”を公開していますが、“Plains to Peaks Historic Newspapers”は、コロラド州のCHNCとワイオミング州の新聞データベース“Wyoming Newspapers collection”を統合検索できるよう開発されたものです。両州の全ての郡をカバーしており、1849年から2020年にかけての、英語・ドイツ語・イタリア語・日本語・スラブ語・スペイン語・セルビア語・スウェーデン語で書かれた800誌以上の新聞を検索できます。

【イベント】デジタルアーカイブであそぼう!!(1/8・オンライン)

2021年1月8日、「デジタルアーカイブであそぼう!!」がオンラインで開催されます。

同イベントは、司書、学芸員、研究者をはじめとしたデジタルアーカイブ関係者が集まり、デジタルアーカイブの活用について試行し、考えること、社会と知見を共有することが目的とされています。

当日の主な内容は以下の通りです。

・第1部「多様な担い手によるデジタルアーカイブの構築・普及の可能性について」
主催:大阪市立図書館、合同会社AMANE

・第2部「デジタルアーカイブ実験島へようこそ」
主催:合同会社AMANE、Me-glue-youプロジェクト

デジタルアーカイブであそぼう!!(Facebook)
https://www.facebook.com/events/865484820946278/

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