大学図書館

島根大学図書館コンシェルジュ、梅光学院大学図書館の図書館サポーターとの共同による読書会「ABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)」のオンライン開催を報告

2020年12月25日付で、島根大学附属図書館が、同館の学生ボランティア「図書館コンシェルジュ」が梅光学院大学図書館(山口県下関市)の学生ボランティアである「図書館サポーター」とともに、読書会「ABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)」をオンライン上で開催したことを報告しています。

両館による「オンラインABD」の開催は、2020年9月に梅光学院大学を主管校としてオンラインで行われた「第10回大学図書館学生協働交流シンポジウム」を契機として、梅光学院大学図書館が島根大学附属図書館に参加を希望することで実現しました。2020年12月12日にMicrosoft社のウェブ会議ツールTeamsにより、「図書館コンシェルジュ」からは5人、「図書館サポーター」からは3人が参加して、『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治著・新潮新書)を題材としたABDが行われました。

オンラインABDを開催しました(with梅光学院大学図書館)(島根大学附属図書館のブログ,2020/12/25)
https://shimadai-lib.hatenablog.jp/entry/2020/12/25/094835

香港大学図書館の人気セラピードッグ・ジャスパーが亡くなる(記事紹介)

香港に拠点を置く英字紙South China Morning Postは、ウェブサイト上で公開した2021年1月13日付け記事で、香港大学(HKU)図書館の人気セラピードッグ・ジャスパーが12歳で亡くなったことを報じました。

記事では、ジャスパーのソーシャルメディアアカウントからの引用として、脚の手術が成功した後に年齢と体格に起因する合併症を罹患していたこと、最後の瞬間は安らかであったことを記しています。

オールド・イングリッシュ・シープドッグのジャスパーは、2009年に動物保護施設から引き取られ、2017年からは試験期間中の学生のストレス・不安軽減を目的としたパイロットプログラムによりHKU図書館のセラピードッグとなりました。

「図書館セラピードッグ」という施設利用カードも与えられたジャスパーは、そのフレンドリーで情熱的な性格から、職員や学生の人気を得ていました。HKUが2017年にパイロットプログラムの参加者を対象として行った調査によれば、ほぼ全員がジャスパーとの触れ合いを楽しんだと回答し、ジャスパーによるセラピー・セッションの参加者のうち98%超がリラックスできたと述べたとあります。

カナダ大学教員協会(CAUT)、「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名

2021年1月13日、カナダの約125の大学で勤務する教員・図書館員・研究者・一般職員等72,000人を代表し活動を行っているカナダ大学教員協会(CAUT)は、雇用、昇進や助成の決定における雑誌ベースの数量的指標への過度の依存に対処するための国際イニシアチブ「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名したことを発表しました。

発表にはCAUTのBrenda Austin-Smith会長によるコメントも掲載されています。同氏は、業績評価指標(performance metrics)の過度な重視は学術活動の多様性・全体性の無視に繋がることを指摘するとともに、学術職員団体には、学術成果の質を評価する方法を改善すること、業績評価指標の使用からメンバーを保護する文言を労働協約(collective agreements)に盛り込むよう交渉することが求められている、と述べています。

韓国国立中央図書館(NLK)、「図書館の感染症危機対応マニュアル」を全国の公共図書館・大学図書館に1月中に配布すると発表

2021年1月19日、韓国国立中央図書館(NLK)が、「図書館の感染症危機対応マニュアル」を全国の公共図書館・大学図書館に1月中に配布すると発表しました。

感染症の流行時に図書館職員および利用者を保護し、図書館機能を安定的に維持することを目的に作成されたものです。国内外での感染症により危機的状況となった際に、多くの人が利用し感染症の危険にさらされる施設である図書館のため、独自の感染症対応指針を整備し、全国の図書館と共有するために作成したとしています。

マニュアルは、図書館内での感染症予防・対応方法、初期段階からの体系的な感染症対応方法・注意事項などからなり、

・感染症流行時の図書館の準備内容
・利用制限時の図書館の運営方法
・図書館内で感染者が発生した際の対処方法
・教育、行事、展示等の運営
・感染症関連各種政府ガイドライン

等が収録されています。

同マニュアルは同館ウェブサイトでも公開されています。

【イベント】はじめての研究データ管理とそのサポート(2/1・オンライン)

2021年2月1日、九州大学附属図書館と同大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻の主催により、セミナー「はじめての研究データ管理とそのサポート」がオンラインで開催されます。

研究データ管理の支援を行う職員と支援を受ける研究者が議論を行い、相互の理解を深め、研究データ管理サービスのイメージを形成・共有することが目的とされています。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

・研究データ管理に求められる支援スキル・支援体制
国立情報学研究所(NII) 古川雅子助教

・ユーザ向け研究データ管理教材の開発とデータ管理の実態調査
ライブラリーサイエンス専攻の大学院生

セミナー「はじめての研究データ管理とそのサポート」(2/1)(九州大学附属図書館, 2021/1/15)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/seminar-rdm-202102

京都大学図書館機構、「新型コロナウイルス感染症防止対策から見えたこれからの図書館サービス報告書」を公開

2021年1月15日、京都大学図書館機構は、「新型コロナウイルス感染症防止対策から見えたこれからの図書館サービス報告書」の公開を発表しました。報告書の主な構成は、「1. はじめに」「2. コロナ状況下における図書館機構のサービス提供状況と課題」「3. まとめ」となっており、付録として参考データ集が収録されています。

「1. はじめに」の「1.1 本報告書について」によれば、2020年8月から9月にかけて同機構が実施した「新型コロナウイルス感染症対応状況調査」と、その調査結果に基づき開催された「意見交換会」について取りまとめ、同機構が実施してきた新型コロナウイルス感染症への対応および今後の在り方について総括したものとあります。

【図書館機構】「新型コロナウイルス感染症防止対策から見えたこれからの図書館サービス報告書」の公開について(京都大学図書館機構, 2021/1/15)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1388244

米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国専門図書館協会(SLA)、連邦議会議事堂襲撃を非難する声明を発表

米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国専門図書館協会(SLA)が、連邦議会議事堂に対する襲撃事件を非難する声明を発表しています。

ALAは、選挙のプロセスや民主主義の品位を損なう暴力的な試みとして非難するとともに、米国の図書館は全ての個人の憲法上の権利を保護しており、奉仕するコミュニティの土台であるとし、個人が生涯学習者となり、情報を得て、リテラシーを高め、教育を受け、文化的に豊かな住民となる機会を持てるように民主主義社会を称賛し保護すると述べています。

ARLは、今回の事件は、民主主義への直接的な脅威であり、反人種差別や「知識の包括的発展・表現・共有・保存」といったARLの使命や基本理念がなぜこれほど重要なのかについてのさらなる警鐘となるとしています。

SLAは、今回の事件は、意図的な誤った情報が暴動を扇動する力となることを示しているとし、ビジネス組織・政府機関・高等教育機関といった自由な社会の土台のための情報を管理するSLAの会員は、我々のコレクションやプログラムを通じて増幅する声の影響を考慮する責任があるとし、平和的な政権移行を支持するため全ての米国人が団結するよう求めています。

神戸大学附属図書館、震災文庫デジタルアーカイブにて、地元テレビ局の撮影・制作による阪神・淡路大震災関連映像を公開:公開にあたり「肖像権ガイドライン案(第3版)」を参照

2021年1月14日、神戸大学附属図書館、震災文庫デジタルアーカイブにて、地元のテレビ局である株式会社サンテレビジョンの撮影・制作による阪神・淡路大震災関連映像「阪神・淡路大震災」 を公開したと発表しています。

震災文庫では、今回公開した映像のほかにも、同社が保存する被災当時の貴重な取材映像の、デジタルアーカイブでの公開、もしくは館内閲覧での提供を、今後順次進めていく予定としています。

映像の公開にあたっては、デジタルアーカイブ学会が検討を進めている「肖像権ガイドライン案(第3版)」を参考に同大学の人文学研究科地域連携センターが確認し、サンテレビジョンとも協議を行って、その判断に基づき公開したと説明されています。

[震災文庫デジタルアーカイブ] サンテレビジョン撮影・制作の映像を公開しました(神戸大学附属図書館,2021/1/14)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/18684/

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2021年版を公開

2021年1月12日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリー“Library Publishing Directory”の2021年版の公開を発表しました。

PDF版、EPUB版での公開のほか、掲載情報を検索できるオンラインデータベースも提供されています。

ダイレクトリーには、米国とカナダを中心に、英国・アイルランド・ウクライナ・南アフリカ・ドイツ・オーストラリア・ロシア・チェコ・ノルウェーを含む計136の大学・研究図書館での出版活動が紹介されています。各館ごとに、担当部署、連絡先、ウェブサイト、SNS、職員数や機関種別をはじめとした出版活動の概観、査読誌・APCが必要な学術雑誌の割合や、出版プラットフォーム、デジタル化戦略、学内外・機関内外の連携先等がまとめられています。

南アフリカ共和国・ケープタウン大学図書館、アフリカにおけるオープンアクセス出版のプラットフォームを構築

2021年1月13日、南アフリカ共和国のケープタウン大学図書館が、アフリカにおけるオープンアクセス(OA)出版のプラットフォーム“Continental Platform”を構築したことを発表しました。

同プラットフォームでは、アフリカの研究コミュニティが、OAジャーナルをはじめとした独自の学術コンテンツの作成・共有を行えます。発表の中では、購読者・著者に費用負担を求めないダイヤモンドOAモデルを採用し、アフリカにおける研究の発展に寄与すると述べられています。

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