大学図書館

【イベント】日本図書館研究会第62回(2020年度)研究大会(3/14-15・オンライン)

日本図書館研究会の第62回(2020年度)研究大会が、2021年3月14日から15日にかけて、ウェブ会議サービスZoomによりオンライン開催で行われます。

大会第1日目には個人研究発表とグループ研究発表が行われ、第2日目には「コロナ禍における図書館~パブリックの再構築に向けて」をテーマとしたシンポジウムが行われます。

第2日目のシンポジウムは、休館中のオンラインでの情報提供、電子書籍、郵送サービスの実施、一部開館後の資料の扱い、閲覧席・イベントにおける対策など、新型コロナウイルス感染症の拡大により図書館サービスの模索が続き、図書館の存在意義が問われる中で、利用者の立場から声明を出した「図書館休館対策プロジェクト」の代表、大学・学校の各館種の動向に詳しい研究者、県立図書館の公共の現場で取り組む実務者によるそれぞれの報告と討議を通して、コロナ禍における図書館活動を多角的に振り返り、今後について考えるヒントにする、という趣旨で開催されます。

【イベント】L-INSIGHT/KURA連携プログラム パブリッシングセミナー「ジャーナルをたちあげる」&「ジャーナルを可視化する」(第1回1/19、第2回1/28・オンライン)

2021年1月に、京都大学学際融合教育研究推進センター次世代研究創成ユニットの世界視力を備えた次世代トップ研究者育成プログラム(L-INSIGHT)と京都大学学術研究支援室(KURA)の主催により、学術雑誌の新規刊行や効果的な広報・情報発信をテーマとして、ウェブ会議サービスZoomを利用したオンラインセミナーが2回に分けて開催されます。

2021年1月19日の第1回セミナー「ジャーナルをたちあげる」では、近年創刊された雑誌の関係者による刊行の背景や刊行準備、今後の展望と課題などについての講演や、休刊した雑誌の関係者による休刊に至った事情や復活に向けたシナリオについての講演が行われます。

2021年1月28日の第2回セミナー「ジャーナルを可視化する」では、Googleで検索上位になるための対策、国際的なオープンアクセス(OA)ジャーナルデーターベースへの登録、SNSを通じた情報発信など、効果的な広報のテクニックを学ぶための講演等が行われます。

京都大学の学外者を含む研究者・大学院生・職員・図書館員が参加することができますが、事前の申し込みが必要です。なお、同セミナーの開催は「紀要編集者ネットワーク」が協力しており、第3回・第4回紀要編集者ネットワークセミナーを兼ねて行われます。主な内容は次のとおりです。

学部生の成功に対する図書館利用教育の影響(文献紹介)

2021年1月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries(C&RL)”のVol.82, no.1に、米・ノーステキサス大学のイーグル・コモンズ図書館(Eagle Commons Library)の図書館員Jennifer Rowe氏らによる共著論文“The Impact of Library Instruction on Undergraduate Student Success: A Four-Year Study”が掲載されました。

同大学図書館で行われた、英作文コース内の図書館利用に関する講習が、学生の成功にもたらした影響について、履修した英作文コースの単位取得状況、GPAにおける変化、履修の継続の観点から分析されています。分析対象は、2012年から2016年の間に、英作文コースを履修して講習に出席した学生3,530人(実験群)と、英作文コースを履修していたものの講習には出席していない学生6,617人(統制群)です。

韓国・大統領所属図書館情報政策委員会(第7期)、第3次図書館発展総合計画に基づく2021年の実施計画および図書館運営評価指標を審議し確定:コロナ禍に対応し非対面・オンラインサービス拡充を推進し、対面サービス関連の評価指標を縮小

韓国の大統領所属図書館情報政策委員会(第7期)は、2020年12月22日に第4階全体会議を開催し、第3次図書館発展総合計画(2019-2023)に基づく中央省庁・市・道の2021年の実施計画案を審議し、確定したと発表しています。

2021年の予算規模は1兆1,021億ウォンを計画しており、2020年から421億ウォン(4%)増加しています。同計画の4つの戦略別では「個人の可能性の発見」に993億ウォン(前年比74億ウォン増)、「コミュニティ力の向上」に472億6,000万ウォン(前年比51億ウォン増)、「社会的包摂の実践」に832億ウォン(前年比41億ウォン増)、「未来を開くための図書館改革」に8,723億ウォン(前年比255億ウォン増)が計画されています。特に、コロナ禍に対応した運営方法としての非対面・オンラインサービスの拡充に関する中央省庁の17事業(研修・プログラム・サービス等での非対面での運営拡大やオンライン教育支援、国内外の政策情報の収集およびサービス強化等)、地方公共団体の54事業(非対面・オンライン読書プログラムの拡大、非対面貸出サービスの構築、電子書籍の読書環境提供等)を推進するとしています。

米・Digital Library of Georgia、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”を公開

2020年12月15日、米・Digital Library of Georgiaが、1930年代から1990年代にかけてのジョージア州の全159郡の空中写真索引“Georgia Aerial Photography Index Collection”の公開を発表しています。

Digital Library of Georgiaは、様々な機関で所蔵されているジョージア州の歴史や文化に関する多様な資料のデータを集約しているデジタルアーカイブです。

今回公開されたのは、ジョージア大学地図・政府情報図書館(Map and Government Information Library)が所蔵する、米・農業安定保全局(ASCS)や地質調査部(USGS)等の政府機関が作成した1,200件以上の空中写真索引です。約5万枚の白黒の空中写真は同館のデータベースGeorgia Aerial Photographsで利用可能です。

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による学術・研究上の成果を測定・評価するためのフレームワーク“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”を公開

2020年12月11日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、ACRLの理事会が2020年11月の会議において“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”を承認したことを発表しています。

“ACRL Framework for Impactful Scholarship and Metrics”は、学術図書館員による学術・研究上の成果を測定・評価するためのフレームワークであり、本文はACRLのウェブサイト上で公開されています。「学術的インパクト」(Scholarly Impact)、「実務へのインパクト」(Practitioner Impact)という2つの観点から、様々な種類の成果に対して測定・評価の指標となりうるポイントを示しています。

発表によれば、現在における学術評価の慣行と、学術図書館の中で影響力を有する学術的活動との間にみられるギャップへの対処を意図して作成されました。

VR体験構築のためのウェブフレームワーク“A-Frame”を使った「VR図書館ツアー」の作り方(記事紹介)

島根大学附属図書館が2020年12月21日付で、「VR図書館ツアー」の作成方法を解説した2本の記事を公開しています。

島根大学附属図書館は2020年9月23日に、360度パノラマ写真に館内施設等の説明を加えて、インターネット上で館内ツアーを疑似的に体験できるコンテンツとして、「VR図書館ツアー」を公開しました。同記事は、HTMLによりVR体験を構築できるウェブフレームワーク“A-Frame”を使った「VR図書館ツアー」の基本的な作り方を紹介する内容です。

記事では、360度パノラマ写真の撮影方法・A-FrameでVR空間を構築するための記述方法・A-FrameのVR空間への画像や図形の配置方法・A-FrameのVR空間の画像から外部のウェブサイトへのリンクの設定方法などが、具体的な事例とともに紹介されています。

A-Frameを使って「VR図書館ツアー」を作ってみました 1(島根大学附属図書館のブログ,2020/12/21)
https://shimadai-lib.hatenablog.jp/entry/2020/12/21/102509

カナダ研究図書館協会(CARL)、大学教職員を対象とした著作権学習のためのオープン教育資源(OER)を公開

2020年12月17日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学教職員を対象とした著作権学習のためのオープン教育資源(OER)を公開したことを発表しました。

CARLが新しく公開した“Copyright Open Educational Resource for University Instructors and Staff”は、大学の教職員に対して複雑なカナダの著作権法の内容を案内するために作成されました。4分から6分程度の動画と簡単なクイズで構成されたモジュールが7種類公開されています。

公開されたモジュールのコンテンツには、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NCが付与されています。また、授業で採用・利用を検討している大学向けに、実務ガイド(Implementation Guide)を公開しています。

熊本大学附属図書館、ロビー展示「阿蘇:被災と復興」を開催中

熊本大学附属図書館が2020年12月22日から、同館中央館の1階ロビーと南棟1階熊本地震ライブラリにおいて、ロビー展示「阿蘇:被災と復興」を開催しています。

中央館1階のロビーでは、阿蘇地域の自然・歴史・魅力を紹介する図書を集めた展示が行われています。熊本地震ライブラリでは、2016年の熊本地震により大きな被害を受け復興の途上にある阿蘇地域について、地震による被災や復興をテーマとした図書の展示が行われています。

同展示は2021年1月末まで行われる予定です。

ロビー展示「阿蘇:被災と復興」開催しています(熊本大学附属図書館)
https://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/news/4104

参考:
E1795 - 熊本地震による図書館等への影響
カレントアウェアネス-E No.303 2016.05.19
https://current.ndl.go.jp/e1795

慶應義塾大学メディアセンター、機関誌『MediaNet』27号を公開:「早慶図書館システム共同運用」を特集

慶應義塾大学三田メディアセンターは、2020年12月25日付けのTwitterにおいて、同大学メディアセンターの機関誌『MediaNet』27号が刊行されたことを紹介しています。

『MediaNet』27号では特集「早慶図書館システム共同運用」として11本の記事を掲載しているほか、特集以外にも「慶應義塾大学でのRead & Publish契約の導入と今後」「英国図書館研修報告 ヨーロッパの日本研究図書館訪問も交えて」など複数の記事を掲載しています。

@Keio_MitaLib(Twitter, 2020/12/25)
https://twitter.com/Keio_MitaLib/status/1342261836666740736

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