蔵書構築

E2341 - 東京大学アジア研究図書館の開館

2020年10月1日,東京大学附属図書館は,東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)の総合図書館内に東京大学アジア研究図書館を開館し,11月26日には総合図書館のグランドオープンとアジア研究図書館の開館を記念する式典を執り行った。研究機能と図書館機能との有機的結合を目指す新しいタイプの図書館の誕生である。

日本通運 物流資料館、閉館に伴い蔵書を寄贈へ:図書館からの寄贈依頼を受け付け

専門図書館協議会のブログ「SENTOKYO ブログ」上に、2021年1月7日付けでお知らせ「図書寄贈のご案内/日本通運 物流資料館」が掲載されています。

日本通運 物流資料館が2020年をもって閉館したことに伴い蔵書の寄贈を行うこと、図書館からの寄贈依頼を受け付けていることが記載されています。寄贈依頼は同館の蔵書リストから希望資料を選ぶ形式となっており、蔵書リストの返送期限は2021年1月31日(希望資料が重複した場合は先着順)とあります。

図書寄贈のご案内/日本通運 物流資料館(SENTOKYO ブログ, 2021/1/7)
https://blog.goo.ne.jp/sentokyo/e/fab8d9cfdf99cc9a4119d465d3c789a6

米・ミシシッピ州立大学図書館、ネブラスカ州在住の個人の収集家による約5万曲相当の楽譜コレクションの寄贈を受入:米国最大規模の楽譜所蔵機関に

2020年12月10日、米国のミシシッピ州立大学は、同大学の図書館に対して、ネブラスカ州オマハに在住する個人の収集家であるクリアリー(Janice Cleary)氏が楽譜コレクションの寄贈を行ったことを発表しました。

現在95歳のクリアリー氏は、長年にわたってラグタイムの楽曲を中心とする楽譜の収集を行い、ガーシュウィン(George Gershwin)・ブレイク(Eubie Blake)など様々な作曲家による約5万曲相当の楽譜コレクションを構築していました。クリアリー氏の家族を介して、著名なピアニストであるバーンハート(Jeff Barnhart)氏からの勧めにより同館への寄贈が行われたことを紹介しています。

お知らせの中で、ミシシッピ州立大学図書館は、合計2万点以上のミュージカル楽曲・ラグタイム・1860年代以降のポピュラー音楽の楽譜コレクション“Charles H. Templeton Sr. Sheet Music Collection”を所蔵しており、楽譜コレクションの保存・利用・デジタル化等に関する同館の取り組みへの評価が、バーンハート氏による寄贈の勧めに繋がったことが挙げられています。

ミシシッピ州立大学図書館はクリアリー氏のコレクションが加わったことにより、米国最大規模の楽譜の所蔵機関となっています。

仙台高等専門学校、新型コロナウイルス感染症の影響下における学生図書委員会の活動報告を公開

2020年12月11日、仙台高等専門学校が、新型コロナウイルス感染症の影響下における同校広瀬キャンパス学生図書委員会の活動報告を、ウェブサイトで公開しました。

報告の中では、ブックハンティングを実施したことや、学生の企画・立案による、デジタルフォトフレームを用いた情報発信等を紹介しています。また、同委員会がアマチュア無線部、プログラミング部、図書館アルバイトと協力して、館内のクリスマスの飾りつけを作成し、展示を行っていることについても述べられています。飾りつけには、無線機やパソコンといった高等専門学校ならではの資材を用いており、注目を集めることで、関連する図書館資料の利用を促進する目的もあるとされています。

学生の活動(仙台高等専門学校)
https://www.sendai-nct.ac.jp/category/news/college/
※2020年12月11日付で、「【学生図書委員会】新型コロナウイルス感染症の影響下における活動報告」が掲載されています。

英国図書館(BL)、2023年までのコンテンツ戦略“Enabling access for everyone”を公表:1945年以降の出版物が対象

2020年11月30日、英国図書館(BL)は、2020年から2023年までのコンテンツ戦略“Enabling access for everyone: the British Library’s content strategy 2020-2023”を公表しました。

同戦略は、1945年以降の紙・デジタルの出版物(contemporary published content)を対象とした、BLのコレクション構築に関する主な方針と実践を示しています。納本制度に依拠した収集に留まらない積極的な収集に焦点を当てており、他機関との接続(connect)による他機関所蔵コンテンツの利用も同戦略の対象範囲に含んでいます。

同戦略が定める内容として、以下の3点を挙げています。

・どのようなコンテンツを対象として収集や接続を行うのか
・そのコンテンツがどのように取得・保管、またはリンクされるか
・そのコンテンツが短期・長期的にどのように利用可能となるか

黒人・先住民・有色人種(BIPOC)を題材とした児童向け絵本のデータベース“Diverse BookFinder”による蔵書評価:米・フロリダ大学教育学部図書館の報告(文献紹介)

米国大学・研究図書館協会(ACRL)が発行する“College & Research Libraries News”Vol 81, No 10(2020年11月)に、米国のフロリダ大学教育学部図書館(The Education Library at the University of Florida)の2人の図書館員は共著で執筆した、黒人・先住民・有色人種(BIPOC)を題材とした児童向け絵本のデータベース“Diverse BookFinder”による蔵書評価の取り組みを報告した記事が掲載されています。

“Diverse BookFinder”は、メイン州ベイツ大学の研究者が米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成金を活用して構築した、BIPOCのキャラクターが登場する絵本の総合データベースです。2002年以降に米国で出版または頒布され、小学3年生(K-3)までを対象とし、英語または英語を含む多言語で描かれた絵本を収録しています。データベースは検索に対応しているだけでなく、絵本の中でBIPOCのキャラクターがどのように描かれているかを分析するためのツールとして、“Collection Analysis Tool (CAT)”を提供しています。

米・ボストン公共図書館(BPL)、 人種的公平(Racial Equity)に関する活動計画を策定

2020年11月10日、米・ボストン公共図書館(BPL)が、評議員会(Board of Trustees)において、人種的公平(Racial Equity)に関する図書館の声明および活動計画が承認されたと発表しています。

同文書は、公衆衛生上の危機としての人種差別に関する市長の声明に沿って起草されたもので、図書館職員・評議員会・市長の公平性に関する専門スタッフの意見を取り入れて策定されました。同館が反人種差別組織の組織となるためのコミットメントを確立し、図書館業務における明確な次の段階を示すものです。同館では現在、表現や包摂性・多様性を通じて有色人種の声を高めることに意図的に焦点をあててBPLの蔵書が構築されていることを保証するため、収集方針を見直しています。

また、同取組を支援するため、BPLの慈善活動部門であるボストン公共図書館基金(BPLF)が、7万5,000ドルの匿名の助成を受けたとしています。助成は、Black Lives Matterや反人種差別に関する図書の利用増に対処するため、新タイトルの購入や複本の購入、ライセンスの追加に用いられました。

中国・広州中医薬大学、中国国内初となる「感染症との戦い」に関する資料館を開設

中国・広州中医薬大学による2020年10月21日付けのお知らせで、同大学が中国国内初となる「感染症との戦い」に関する資料館(「抗疫文献館」)を開設したことが紹介されています。

同大学図書館が設立計画の策定を担い、2020年6月から全世界に向けて「感染症との戦い」に関する文献や実物資料の提供を呼び掛けてきました。目下のところ、外国語図書167種・中国語図書798種・古典籍資料134種(いずれも紙の資料)、デジタル化資料9,276種、学位論文34,605種、報道資料16,722件、学術論文4,992種、映像343点、実物資料164点が収集されました。

実物資料の例として、防護服から作られたウェディングドレスが挙げられています。新型コロナウイルス感染症への医療従事のため、同大学第一附属病院の看護師・唐杏杏氏は結婚式を延期しましたが、医療チームが彼女のために防護服からウェディングドレスを作り、オンラインで結婚式を開催しました。

我校举行抗疫文献馆揭牌仪式(広州中医薬大学, 2020/10/21)
https://www.gzucm.edu.cn/info/1172/15248.htm

E2310 - 公立図書館における蔵書構成・管理に関する報告書について

全国公共図書館協議会は,2018年度に蔵書構成・管理についてのアンケート調査を実施,2019年度にはその調査結果を分析し、それぞれ『2018年度(平成30年度)公立図書館における蔵書構成・管理に関する実態調査報告書』『2019年度(令和元年度)公立図書館における蔵書構成・管理に関する報告書』を発行した。全国の公立図書館における蔵書構成・管理の実態を把握・分析し,今後の蔵書構成・管理に関する課題解決の一助となり,図書館の一層の発展に資することを目的としたものである。過去の類似調査では,蔵書構成プロセスの「資料選択」に関わる調査が多かったが,今回の調査では,資料選択のほかにも幅広く取り上げることとした。

ページ