データベース

韓国・釜山図書館、国内外12種類の学術データベースの提供を開始:DBpiaと国外4点のデータベースについては館外からも利用可

2020年11月19日、韓国・釜山広域市は、代表図書館(当該地域の図書館施策を策定・施行し、関連サービスを体系的に支援する図書館)である釜山図書館において、国内外12種類の学術データベースの提供を開始すると発表しました。

提供されるのは、国内8点(DBpia・KISS・e-article・SCHOLAR・KRpia・KoreaA2Z・韓国国立中央図書館原文DB・韓国国会図書館原文DB)、国外4点(ProQuest Central・Ebook Central・Music and Dance Online・Classical Scores Library)のデータベースです。

DBpiaについては同館以外の所管する38の公共図書館でも利用可能とするほか、DBpiaと国外4点のデータベースについては、同館の会員は、釜山広域市電子図書館を通じて館外からも利用できます。DBpiaの館外閲覧は新型コロナウイルス感染症対応として2020年末までの提供です。

韓国の公共図書館においてProQuest Centralを提供するのは初めてと発表されています。

国立国会図書館(NDL)、2021年1月からWeb NDL Authoritiesの機能拡張を実施:著作、ジャンル・形式用語の典拠データ提供、日本古典籍総合目録データベースとの連携など

2020年10月28日、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)は、2021年1月から機能拡張を実施することを発表しました。

機能拡張の実施により、Web NDL Authoritiesは、2021年1月から以下のサービスを新たに提供します。

・書誌データ検索における連携先を国立国会図書館オンライン(NDLオンライン)に変更し、詳細情報画面のリンクボタン(著者名検索、件名検索、著作検索、ジャンル検索)からNDLオンラインへ遷移
・著作(Work)典拠、ジャンル・形式用語典拠の提供を新たに開始
・国文学研究資料館の「日本古典籍総合目録データベース」と新たに連携し、同データベースに収録された同じ古典作品の著作レコードへのリンクを詳細情報画面に追加

2021年1月からWeb NDL Authoritiesの機能を拡張します(Web NDL Authorities,2020/10/28)
https://id.ndl.go.jp/information/2020/10/28/release-17/

荒尾市(熊本県)、株式会社紀伊國屋書店・荒尾シティプラン株式会社と「荒尾市立図書館の質の向上とあらおシティモールの活性化に関する協定」を締結

2020年11月17日、熊本県の荒尾市が、株式会社紀伊國屋書店・荒尾シティプラン株式会社と「荒尾市立図書館の質の向上とあらおシティモールの活性化に関する協定」を締結したと発表しています。

報道等によると、紀伊國屋書店が、2022年春にあらおシティモール内に移転開館する同館の指定管理者となり、紙資料に加え、さまざまなデータベースや電子コンテンツを取りそろえるほか、学校教育・社会教育で連携し学習支援につなげていくとのことです。

荒尾市立図書館の質の向上とあらおシティモールの活性化に関する協定を締結しました(荒尾市,2020/11/17)
https://www.city.arao.lg.jp/q/aview/161/17754.html

中国・山西省図書館、黄河・万里の長城・太行山脈に関する文献データベースを公開

2020年10月23日、中国・山西省図書館は、黄河・万里の長城・太行山脈に関する文献データベース「黄河、長城、太行文化旅遊専題文献庫」の公開を発表しました。

山西省の文化資源を掲載するプラットフォーム「山西公共文化雲」上での公開であり、黄河・万里の長城・太行山脈について各1件、合計3件のデータベースに分かれています。文化・歴史・自然・文物・旧跡・治水等に関する図書・雑誌記事・論文・新聞記事・図版を収録しており、オンラインでの本文閲覧が可能となっています。

山西省图书馆“黄河、长城、太行文化旅游专题文献库”上线啦!(山西省図書館, 2020/10/23)
http://120.92.71.190/info/73045.jspx

黄河、长城、太行文化旅游专题文献库
http://218.26.30.70:8088/stpc/

【イベント】ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」(11/21・オンライン)

2020年11月21日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」が開催されます。

同座談会は、大阪府吹田市の関西大学博物館を中核館とする、文化庁による地域と共働した博物館創造活動支援事業「関西圏大学ミュージアム連携活性化事業 ようこそ大学ミュージアムへ―つなぐ・つなげる・つながる―」の取り組みとして行われ、事業の実行委員会である「かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会」が主催します。

歴史的音源としての価値だけではなく、社会状況を反映する資料としての意味を持つSPレコードについて、それらを活かすデータベースとはいかなるものか、その意義について具体例を挙げ、討論、提言する機会として開催されます。開催の背景として、大阪芸術大学(大阪府南河内郡)と関西大学が大阪音楽大学(大阪府豊中市)に寄贈されたSPレコードを引き継ぎ、整理作業に取り組んだことが挙げられています。

参加には事前に電子メールで申し込みする必要がありますが、参加費は無料です。主なプログラムは次のとおりです。

米・カリフォルニア大学サンタバーバラ校図書館、SPレコード時代の録音に関するデータベース“Discography of American Historical Recordings”にLinked Dataを追加

2020年11月2日、米国のカリフォルニア大学バーバラ校図書館が、SPレコード時代の録音に関するデータベース“Discography of American Historical Recordings(DAHR)”にLinked Dataを付与したことを発表しました。

DAHRは、米国のレコード会社が作成したマスターの録音31万4,000件以上が登録されたオンラインデータベースであり、3万件以上の録音を無料で聞くことができます。

発表の中では、貴重資料の収集・保存・提供を行う同館のコレクション“UCSB Library Special Research Collections”の編集チームが、録音資料の保存に関する取組を行う米国議会図書館(LC)の“National Recording Preservation Board”からの助成を受け、1年かけてLinked Dataの追加に取り組んだと述べられています。

バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)や、LCが提供するLinked Data等が追加されています。

【イベント】2020年度アート・ドキュメンテーション学会第13回秋季研究集会(11/28・オンライン)

2020年11月28日、2020年度アート・ドキュメンテーション学会第13回秋季研究集会がオンラインで開催されます。

会員・非会員ともに参加可能(要事前申込)です。参加費・資料代は、会員が無料、非会員が1,000円、非会員の学生が500円です。

主なプログラムは以下の通りです。

○特別企画「オンラインでミュージアム情報を伝えるとは」
・基調講演
田良島哲氏(国立近現代建築資料館、東京国立博物館)

・講演
大橋正司氏(サイフォン合同会社)、本間友氏(慶應義塾大学アート・センター)

・ディスカッション
司会:鴨木年泰氏(東京富士美術館)
大橋正司氏、田良島哲氏、橋爪勇介氏(美術手帖)、本間友氏

○秋季研究集会
・発表1「葛飾北斎絵入り版本群・織田一磨文庫のオープンアクセス事業--ゲッティ研究所との協同による書誌情報国際発信の実践(古典籍書誌整備と資料保全)」
橘川英規氏、田村彩子氏、阿部朋絵氏、江村知子氏、山梨絵美子氏(東京文化財研究所)

国際図書館連盟(IFLA)及び国際大学図書館協会(IATUL)、出版社・サービスプロバイダに対し、2021年における電子リソースとデータベースの購読・更新価格引き下げを求める共同声明に署名

2020年10月22日、国際図書館連盟(IFLA)と国際大学図書館協会(IATUL)は、両組織の加盟機関を代表して、出版社の価格設定に関する共同声明に署名したことを発表しました。

まず、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって世界中の大学・学校・産業・図書館が次年度の大幅な予算削減に直面しており、図書館の購読契約は潜在的な節約対象と見なされていることを説明しています。その上で、出版社・サービスプロバイダに対し、2021年における電子リソースとデータベースの購読・更新価格引き下げを求めています。

IFLA and IATUL Joint Statement on Publisher Pricing(IATUL, 2020/10/22)
https://www.iatul.org/about/news/ifla-and-iatul-joint-statement-publisher-pricing

鳥取県立公文書館、「鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース」の運用を開始

鳥取県立公文書館が、2020年9月28日に、「鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース」の運用を開始していました。

鳥取県災害アーカイブズ事業の一環として、1918年から1920年にかけての『因伯時報』『鳥取新報』『大阪朝日新聞(山陰版)』に含まれる流行性感冒(スペイン風邪)関連の記事を抽出し、その見出しと「被害内容等」として本文の要約文を掲載しているものです

新聞の原本は 鳥取県立図書館で閲覧可能です。

鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース(鳥取県立公文書館)
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1222806.htm#itemid1222806
※「令和2年9月28日運用開始」とあります。

株式会社カーリル、蔵書検索システム「こうとけんさく」の運用を開始:埼玉県高等学校図書館研究会との連携の成果

2020年10月22日、株式会社カーリルが、蔵書検索システム「こうとけんさく」の正式運用を開始したことを発表しました。

同システムは、埼玉県内の高等学校や特別支援学校の教職員や学校司書で構成される「埼玉県高等学校図書館研究会」と同社の連携により開発されました。インターネットで同県内の高等学校141校の学校図書館蔵書310万冊以上(発表時点)を横断的に検索できます。

発表の中では、同システムは公開されませんが、サービスの運用で得られた知見や効率的な運用方法等については公開していくとされています。また、同社が提供する横断検索API“Unitrad API”と、「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」でも活用されている簡易的な蔵書検索技術を組み合わせて構築されていること等が紹介されています。

「こうとけんさく」の運用を開始しました(カーリルのブログ, 2020/10/22)
https://blog.calil.jp/2020/10/kouto.html

ページ