博物館

英米がつなぐダーウィンの書き込み

英国のケンブリッジ大学や米国の自然史博物館などの協同により、19世紀英国の科学者ダーウィンが個人所蔵の書籍に記した書き込みを電子的に結ぶプロジェクトが発表されています。このプロジェクトには英国情報システム合同委員会(JISC)と全米人文科学基金(NEH)の大西洋横断デジタル化共同基金が助成を行っています。

Digital libraries bridge the Atlantic(JISCのニュースリリース)
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/09/transatlanticcollaboration.aspx

Digital libraries bridge the Atlantic(NEHのニュースリリース)
http://www.neh.gov/news/archive/20090916.html

研究者、図書館、博物館、文書館向けのウェブ出版用オープンソースソフト“Omeka”が正式リリース

ジョージ・メイソン大学が開発した、研究者、図書館、博物館、文書館向けのウェブ出版用オープンソースソフト“Omeka”のバージョン1.0がリリースされています。タグ付与、RSS配信、COinSプラグインによる文献管理ソフトZoteroとの連携といった機能がサポートされています。

Omeka 1.0 Drops Today
http://omeka.org/blog/2009/06/02/omeka-10-drops-today/

Omeka
http://omeka.org/

June 03, 2009付けCatalogablogの記事
http://catalogablog.blogspot.com/2009/06/omeka.html

オープンソースの博物館向け所蔵資料管理システム“Specify 6”

米国科学財団(NSF)の助成のもとカンザス大学生物多様性研究センターが開発した、オープンソースの博物館向け所蔵資料管理システム“Specify 6”が公開されています。

Specify 6
http://specifysoftware.org/

April 15, 2009付けCatalogablogの記事
http://catalogablog.blogspot.com/2009/04/museum-collection-management-tool.html

OCLC、博物館のデータ交換用ソフトウェアを無償公開

OCLCが、アンドリュー・メロン財団の助成を受け開発した、博物館のデータ交換用ソフトウェア“COBOAT”“OAICat Museum”を無償公開しています。

OCLC Research releases software suite to help museums exchange data
http://www.oclc.org/research/announcements/2009-04-10.htm

英国の9国立博物館・ギャラリーのデジタルコンテンツとユーザとを結びつけるサイト“Creative Spaces”

大英博物館など英国の9国立博物館・国立ギャラリーのデジタルコンテンツと、ユーザとを結びつけるウェブサイト“Creative Spaces”が立ち上がっています。これは、英国の全国博物館オンライン学習プロジェクトの一環として作られたもので、好きなデジタルコンテンツを集めたノートブックの作成、他の同好の士とのコミュニケーションができるようになっているほか、著名人が感銘を受けた博物館・所蔵資料について語る動画も公開されています。

Creative Spaces | Home | British Museum
http://bm.nmolp.org/creativespaces/

March 05, 2009付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2009/03/creative-spaces.html

文部科学省、「学芸員養成の充実方策について(報告)」を公表

文部科学省が設置している「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議」による検討結果第2次報告書「学芸員養成の充実方策について(報告)」が、2009年2月18日付けで文部科学省から公表されています。

学芸員養成の充実方策について(報告) - 文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/gaiyou/1246188.htm

参考:
E703 - 文部科学省,「新しい時代の博物館制度の在り方について」を公表
http://current.ndl.go.jp/e703

Wikipediaと英米の15美術館が協同で、美術館展示品の写真撮影コンテストを開催

Wikipediaが米国のスミソニアン・アメリカン・アート美術館、メトロポリタン美術館、英国のヴィクトリア&アルバート美術館など15美術館と協同で、美術館展示品の写真撮影コンテスト“Wikipedia Loves Art”を開催しています。これは、リストに掲げられたものを借りたり、探したりする借り物競争・宝探し“Scavenger Hunt”(英語では「ゴミ探し」)と銘打たれており、参加者(チームも可)は、事前に各美術館が指定した複数のテーマに合致する美術館展示品の写真を決められたルールに則ってできるだけ多く撮影し、Flickrに所定のタグをつけて、所定のクリエイティブ・コモンズのライセンスにしてアップロードします。どれだけ多くのテーマの写真を撮影したかという量と、またその写真の面白さ・美しさという質で評価され、各館ごとの優勝者には賞品(無料招待券、図録等)が与えられます。また優れた写真はWikipediaの記事ページに、撮影者の氏名つきで掲載される場合もあるようです。このイベントはバレンタインデーにちなみ、2月の1か月間行われています。

Wikipedia Loves Art
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Wikipedia_Loves_Art

Flickr: Wikipedia Loves Art

IFLAによる図書館・文書館・博物館の連携に関する動向レポート(2008年刊行)の日本語訳

国際図書館連盟(IFLA)が2008年に刊行した、公共図書館・文書館・博物館の連携に関する最近の動向を紹介するレポート“Public Libraries, Archives and Museums: Trends in Collaboration and Cooperation”の日本語訳を、京都大学図書館情報学研究会が刊行、オンライン公開しています。

アレクサンドラ・ヤロウ、バーバラ・クラブ、ジェニファー-リン・ドレイパー著, 垣口弥生子・川崎良孝訳
『公立図書館・文書館・博物館:協同と協力の動向』(KSPシリーズ7)
http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/~lib-sci/pdf/IFLA-Profrep108-Jp.pdf
http://www.ifla.org/VII/s8/pub/Profrep108-jp.pdf
(※上は同研究会のサイト、下はIFLAのサイトへのリンクです)

実物資料へのアクセシビリティを高めるために-RINが研究者の意識調査報告を刊行(英国)

英国研究情報ネットワーク(RIN)が、考古学、美術史、地球科学、社会経済史の4分野の研究者を対象に、研究に関連する実物資料の探索方法と、博物館等の機関がどのような研究支援を行うことができるかについて尋ねた調査レポート“Discovering physical objects: Meeting researchers' needs”を刊行しています。これは、博物館と研究コミュニティを架橋することを目的としたもので、研究者のニーズ、博物館の現状認識を分析し、「研究者はどこで実物資料が見られるかといった情報を必要としているが、博物館等の目録データに気づいていない人が大半である」といった状況を元に、博物館、研究者、英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)等に対する10の勧告(博物館は直ちに不完全でも良いので研究データをCMS等を通じてオンライン提供すること、等)を行っています。

Discovering physical objects: Meeting researchers’ needs | RIN
http://www.rin.ac.uk/objects

オークランド戦争記念博物館、デジタルコンテンツを利用者がブラウザ上でリミックス・公開できるサービスを開始

ニュージーランドのオークランド戦争記念博物館が、第一次世界大戦の休戦協定成立から90周年を記念して、戦場から帰還した兵士を歓迎するイベントや勲章等の動画、写真、音声等のデジタルコンテンツを利用者がブラウザ上でリミックス・公開できるサービス“Memory Maker”を公開しました。これは、ニュージーランドの図書館・博物館・文書館等、デジタルリソースを提供している機関の連合体“National Digital Forum”(運営はニュージーランド国立図書館)のプロジェクトと位置付けられており、デジタルコンテンツは各機関から提供されています。

Memory Maker - Auckland Museum New Zealand
http://remix.digitalnz.org/

National Digital Forum
http://ndf.natlib.govt.nz/

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