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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2021年1月14日、神戸大学附属図書館、震災文庫デジタルアーカイブにて、地元のテレビ局である株式会社サンテレビジョンの撮影・制作による阪神・淡路大震災関連映像「阪神・淡路大震災」 を公開したと発表しています。
震災文庫では、今回公開した映像のほかにも、同社が保存する被災当時の貴重な取材映像の、デジタルアーカイブでの公開、もしくは館内閲覧での提供を、今後順次進めていく予定としています。
映像の公開にあたっては、デジタルアーカイブ学会が検討を進めている「肖像権ガイドライン案(第3版)」を参考に同大学の人文学研究科地域連携センターが確認し、サンテレビジョンとも協議を行って、その判断に基づき公開したと説明されています。
[震災文庫デジタルアーカイブ] サンテレビジョン撮影・制作の映像を公開しました(神戸大学附属図書館,2021/1/14)https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/18684/
2021年1月14日、神戸大学附属図書館は、阪神・淡路大震災に関連した電子書籍17タイトルが利用可能となったことを発表しました。
神戸大学の学内者は、これらの17タイトルの電子書籍を自宅等からのアクセスも含めて利用することができます。また、同館の「震災文庫」が、一部所蔵予定のものも含めて、電子書籍の利用提供を開始した17タイトルに対応する冊子体の書籍を所蔵していることを紹介しています。
同館のお知らせでは、提供を開始した電子書籍17タイトルの情報と同館OPACへのリンク、対応する冊子体書籍の請求記号と「震災文庫」の詳細表示画面へのリンクを示した表が掲載されています。
阪神・淡路大震災関連の電子書籍17冊が利用可能となりました(神戸大学附属図書館,2021/1/14)https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/18661/
2021年1月5日から3月11日まで、群馬大学理工学図書館が、企画展示「防災-東日本大震災から10年目にできること-」を開催しています。
防災・災害関連図書や、自治体の緊急速報メール、防災チェックリスト、ハザードマップ等が展示されています。
企画展示「防災-東日本大震災から10年目にできること-」を開催中です(~3/11)(群馬大学総合情報メディアセンター, 2021/1/5)https://www.media.gunma-u.ac.jp/announce/2020/stlib/2021010500.html
参考: E2299 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2020/9/10現在) カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17https://current.ndl.go.jp/e2299
熊本大学附属図書館が2020年12月22日から、同館中央館の1階ロビーと南棟1階熊本地震ライブラリにおいて、ロビー展示「阿蘇:被災と復興」を開催しています。
中央館1階のロビーでは、阿蘇地域の自然・歴史・魅力を紹介する図書を集めた展示が行われています。熊本地震ライブラリでは、2016年の熊本地震により大きな被害を受け復興の途上にある阿蘇地域について、地震による被災や復興をテーマとした図書の展示が行われています。
同展示は2021年1月末まで行われる予定です。
ロビー展示「阿蘇:被災と復興」開催しています(熊本大学附属図書館)https://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/news/4104
参考: E1795 - 熊本地震による図書館等への影響 カレントアウェアネス-E No.303 2016.05.19https://current.ndl.go.jp/e1795
宮城県図書館が、2020年12月5日から2021年2月26日まで、同館3階の東日本大震災文庫で、東日本大震災文庫ミニ展示「被災文化財を救う」を実施しています。
津波による水損・建造物の倒壊などの被害にあった文化財等を緊急に救出し、復旧までの支援の様子を記録した資料や、文化庁の『文化財レスキュー事業』『文化財ドクター派遣事業』について取り扱った資料の一部が展示されています。
東日本大震災文庫ミニ展示「被災文化財を救う」(宮城県図書館)https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1673-shinsaibunko-202102.html
2020年11月22日、YouTube Live配信によりシンポジウム「自然史標本レスキューの現在地点とこれから」が開催されます。
同シンポジウムは、岩手県立博物館を中核館とする、文化庁の地域と共働した博物館創造活動支援事業「津波により被災した文化財の保存修復技術の構築と専門機関の連携に関するプロジェクト」の実行委員会の主催により開催されます。東日本大震災以降、文化遺産保全ネットワークなど、自然史標本を含む災害により被害を受けた文化財を救うための取り組みが進む一方、自然史標本のレスキューには、技術的にも、制度的にも、まだ難しい課題が残されています。講演・パネルディスカッションを通して、自然史標本のレスキューと将来の体制構築に向けた議論が行われます。
また、同シンポジウムは、大阪市立自然史博物館と西日本自然史系博物館ネットワークが共催します。大阪市立自然史博物館は2020年10月16日から11月29日まで、テーマ展示「陸前高田市立博物館コレクションが遺す地域の自然と文化」を開催しており、シンポジウムを同展示の関連イベントに位置づけています。
2020年11月22日、信州大学教育学部と同大学学術研究・産学官連携推進機構の信州リビング・ラボ事業の主催により、スノーピーク白馬(長野県)で、「白馬で知る・学ぶ「いま」の防災減災」が開催されます。
第1部のセミナーでは、2014年に発生した神城断層地震をデジタルアーカイブで振り返りながらの防災・減災についての知識や情報のアップデート、キャンプ用品やアウトドアグッズの活用法の紹介等が行われます。
第2部では、「2014年神城断層地震震災アーカイブ」に掲載されている被災箇所を自転車で巡るフィールドワークが実施されます。
参加費は無料で、事前の申込が必要です。なお、自転車レンタルとアウトドアセットは11人まで(先着順)です。
「白馬で知る・学ぶ「いま」の防災減災」のお知らせ(信州大学, 2020/11/6)https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/event/other/post-22.php
2021年1月11日、国立国会図書館(NDL)と東北大学災害科学国際研究所の共催により、「令和2年度東日本大震災アーカイブシンポジウム-これまでの10年とこれからの10年-」が、オンラインで開催されます。
同シンポジウムでは、東日本大震災の被災地における震災アーカイブの事例報告や、震災アーカイブに関する有識者による、東日本大震災関連のアーカイブのこれまでの取組の総括と今後の方向性についての議論が行われます。
参加費は無料であり、定員は300人(要事前申込、先着順)です。
プログラムは、以下の通りです。
【事例報告】 「大槌町震災アーカイブ~つむぎ~の取組について」 北田竹美氏(大槌町副町長)
「東日本大震災・原子力災害伝承館における取組について」 瀬戸真之氏(福島イノベーション・コースト構想推進機構 東日本大震災・原子力災害伝承館事業課課長代理)
【総括報告】 「東日本大震災アーカイブ宮城の10年」 日比遼太氏(宮城県図書館資料奉仕部震災文庫整備班主事)
「メディアと震災アーカイブの10年」 山口勝氏(NHK放送文化研究所メディア研究部)
2020年11月9日、岩手県の東日本大震災津波伝承館は、東北大学災害科学国際研究所と連携協定を締結したことを発表しました。
この連携協定は、震災津波の事実と教訓を世界中の人々と共有し、自然災害に強い社会の実現に寄与することを目的として締結されました。岩手県庁で開催された協定締結式では、防災・減災・復興教育及び学術研究に関すること、国外の研究機関等との学術研究及び伝承等の連携支援に関すること、伝承館の常設展示及び企画展示に関することなどについて、両者が連携・協力することを確認しています。
同館は、震災津波から10年目の節目を迎えるにあたって、この連携協定を契機とし、国内外を代表する津波学習拠点を目指す、としています。
東北大学災害科学国際研究所と連携協定を締結しました。(東日本大震災津波伝承館,2020/11/9)https://iwate-tsunami-memorial.jp/3124/
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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