2013年6月17日、米国国立衛生研究所(NIH)が、米国内で販売されている栄養補助食品のラベルのデータベースを公開しました。このデータベースはOffice of Dietary Supplements(ODS)と米国国立医学図書館(NLM)とが共同し、連邦政府の栄養補助食品ワーキンググループに加わる関係者等からの情報提供により、作成されたもので、約17,000の栄養補助食品のラベルに記載されている内容物、添加物、使用方法、注意事項等の情報が登録されているとのことです。
米国国立医学図書館(NLM)研修センターが、2013年1月から、図書館員を対象としたPubMedのオンライン講義“PubMed for Librarians”を開始します。以下の計5コマの講義(各1時間)が用意されます。受講には登録(人数制限ありの模様)が必要ですが、講義の録画は後日公開されるということです。
・Introduction to PubMed
・Automatic Term Mapping (ATM)
・Building and Refining Your Search
・Customization with My NCBI
・MeSH (Medical Subject Headings)
米国国立医学図書館(NLM)が、ハリケーン「サンディ」に係る健康関連情報を案内するウェブサイトを開設しています。このサイトは災害情報管理研究センター(Disaster Information Management Research Center : DIMRC)がまとめたものです。
概要としてハリケーンや洪水全般の健康情報を紹介し、また連邦政府各機関や各州の情報サイトを紹介しています。また、"Cleanup and Recovery"、"Specific Populations"、"Mental Health & Disasters"、"Multi-language Resources"などのカテゴリーのもとに、多様な情報源が整理されています。例えば、"Specific Populations"では、高齢者、聴覚障害者、視覚障害者等のサブカテゴリーを設け、それぞれのための情報源にリンクが張られています。
また、"Social Media"のカテゴリーでは、主要な団体・機関のTwitterやFacebookを紹介し、"Apps and Widgets"のカテゴリーでは、携帯端末で利用できるサイトや、USA.govのウィジェット、NLMのウィジェットを紹介しています。
米国国立医学図書館(NLM)のキュレーターであり歴史学者でもあるMichael Sappol氏の著書“Hidden Treasure: The National Library of Medicine”(2012年3月刊行)が、NLMのサイトにおいて無料で公開されています。この書籍は、世界最大の医学図書館であるNLMの創立175周年を記念して、所蔵する貴重な資料を紹介したものであり、Sappol氏がおよそ100人のNLM内外の協力者とともに2年かけて編纂したものとのことです。