NLM(米国国立医学図書館)

米国国立衛生研究所(NIH)、データサイエンス・オープンサイエンスに従事する図書館員に必要なスキルセット特定を目的とした2019年4月開催ワークショップの報告書を公開

米国国立衛生研究所(NIH)が2020年1月17日付で、非営利団体Center for Open Science(COS)の提供するオープンソースプレプリントサービスOSF Preprints上に、報告書“Developing the Librarian Workforce for Data Science and Open Science”が公開されました。

同報告書は、2019年4月15日・16日に、NIHの一部門である米国国立医学図書館(NLM)で開催されたデータサイエンス・オープンサイエンスに従事する図書館員に必要なスキルセットの特定を目的としたワークショップについて、その議論や主要テーマを要約したものです。ワークショップにはデータサイエンス・オープンサイエンスに関するサービスを提供する実務者や学術研究の場におけるデータサイエンス・オープンサイエンスの推進に携わる図書館情報学分野の教員等が参加しました。

ワークショップでは、主に次の5つのテーマに関する議論が行われています。

米国国立医学図書館(NLM)、総ページ数4万3,500ページ以上に及ぶ完全なデジタル化を実施した6種類の原稿コレクションを公開

2020年1月17日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館のデジタル化資料を公開するウェブサイト“Digital Collections”において、完全なデジタル化の完了した原稿コレクションを公開したことを発表しました。

アーカイブ資料の調査・理解に役立つ詳細な調査ガイドとして、“finding aids”も完備された形で、総ページ数4万3,500ページ以上に及ぶ6種類の原稿コレクションが公開されています。公開された原稿コレクションは以下の6種類です。

・1983年から1994年の後天性免疫不全に関する全国委員会の記録
・ジェームズ・ガーフィールド第20代米国大統領の健康状態に関する1881年の公報
・1818年のメリーランド州ボルチモア北部地域の軍事視察における健康診断の報告書
・米国陸軍外科医助手のマクフェイル(Leonard C. McPhail)による1845年から1939年までの日記
・南北戦争中の1860年から1864年に米国の外科医のレターマン(Jonathan Letterman)が送受信した書簡、及び日記
・1926年における精神障害の先住民のための精神科病院に関する年報と国勢調査

米国国立医学図書館(NLM)、PubMedのリニューアル版“New PubMed”へ機能追加を実施:検索結果一覧画面の表示件数・ソート変更オプションの追加など

2020年1月16日、米国国立医学図書館(NLM)は、PubMedのリニューアル版“New PubMed”へ機能追加を実施したことを発表しました。

“New PubMed”に対して、以下のような機能追加が実施されています。

・検索結果一覧画面のソート順の変更キーとして公開日(Publication Date)が追加される。また、ソート順として昇順・降順の両方が指定可能になる。
・検索結果一覧画面の1ページ当たりの表示件数を10件、20件、50件、100件、200件のいずれかに切り替えることが可能になる。
・ソートキー、1ページ当たりの表示件数、フィルター等の表示設定の変更はブラウザのデータとCookieがクリアされない限り、変更内容が新しい検索でも保持される。
・詳細画面で"See all similar articles"をクリックすると、特定の文献に類似する全ての文献を表示させることが可能になる。
・検索結果一覧画面の年ごとの文献件数の頻度を示したグラフにダウンロードボタンが追加され、年ごとの文献件数をCSVファイル形式でダウンロード可能になる。

Taylor & Francisグループ、学術雑誌で公表された論文と臨床試験データとのリンク形成を実施

2020年1月15日、Taylor & Francisグループは、電子ジャーナルプラットフォーム“Taylor & Francis Online”上に公表された論文と臨床試験データとのリンク形成を実施することを発表しました。

Taylor & Francisグループは医学・医療分野において250タイトル以上の学術雑誌を刊行しており、同分野で公表された論文はしばしば登録済の臨床試験と関連しています。論文と臨床試験とのリンク形成は、著者が登録済の臨床試験の番号を論文内に記載することで、自動的にCrossref及びPubMedへ臨床試験データの登録が実施される形で行われます。これによりPubMedのメタデータの充実とCrossrefの機能を利用した論文と臨床試験との恒久的な関連付けが可能になる、としています。

米国国立医学図書館(NLM)、臨床試験登録サイトClinicalTrials.govの機能改善に関する情報提供依頼書を公開

米国国立医学図書館(NLM)は、2020年1月7日付で投稿したブログ記事“Celebrating 20 Years of ClinicalTrials.gov and Looking to the Future”において、同館が管理する臨床試験登録サイトClinicalTrials.govの機能改善に関する情報提供依頼書(RFI)を公開していることを発表しました。

2020年2月29日に運用開始から20年を迎えるClinicalTrials.govは、患者やその家族、医療従事者、研究者等に幅広く臨床研究に関する情報を提供し、毎日14万5,000人以上のアクセスのある、世界最大の臨床試験やその結果に関するデータベースです。NLMは現在ClinicalTrials.govの機能改善に取り組んでいますが、ロードマップの作成にあたって、多様な情報ニーズへの対応・調整・優先順位の決定のため、臨床試験情報を提出するスポンサーや研究者・学術機関・非営利団体・支援団体・政府機関・一般市民等を含む幅広い関係者からのフィードバックを得ることが必要である、としています。

PubMedのリニューアル版“New PubMed”が利用可能になる:基本システムとしての稼働開始は2020年春を予定

2019年11月18日、米国国立医学図書館(NLM)は、PubMedのリニューアル版“New PubMed”が利用可能になったことを発表しました。New PubMedは2020年春に現行のPubMed(Legacy PubMed)に置き換わり基本システムとして稼働する予定です。

NLMはリニューアルされたNew PubMedの特徴として、レスポンシブデザインの採用、機械学習アルゴリズムの活用による関連度の高い文献の優先表示機能の向上、検索結果の絞り込み・共有・保存等の機能の実装などを挙げています。New PubMedへは現行のPubMedのトップページに表示される青いバナーをクリックすることでもアクセスが可能です。

The New PubMed is Here. NLM Tech Bull. 2019 Nov-Dec;(431):e3.
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/nd19/nd19_pubmed_new.html

米国国立医学図書館(NLM)、“PubMed Labs”で公開中のPubMed更新版への機能追加を発表:検索結果のCSV形式による保存等が可能に

2019年10月8日、米国国立医学図書館(NLM)が、“PubMed Labs”で試験公開中のPubMed更新版へ機能追加を行ったことを発表しています。

今回の機能追加により、検索結果のCSV形式による保存、My NCBIアカウントで設定したフィルターの利用、検索結果の保存先に“Collections”と“My Bibliography”を追加したことによるMy NCBIアカウント上での文献管理機能の強化、My NCBIアカウント上での検索式アラート機能の設定等が可能になっています。

また、NLM提供の他のデータベースとの統合により、PubMed更新版の検索結果から書誌・所蔵データベースNLM CatalogやMeSH(医学件名標目表)検索データベースMeSH Databaseへ遷移することが可能になっています。

その他、トップページにFAQやユーザーガイド、Advanced Search Builder、MeSH Databaseなどよく使われるページへのリンクが追加されています。

米国国立医学図書館(NLM)、2019年9月に開催したPubMed更新版に関するウェビナーの要点等を同館ウェブサイトに掲載:PubMedリニューアルは2020年初頭に実施予定

米国国立医学図書館(NLM)が、2019年9月に開催したPubMed更新版に関するウェビナー“A New PubMed: Highlights for Information Professionals”について、要点・Q&A等を同館のウェブサイトに掲載しています。

NLMが掲載した同ウェビナーに関する要点では、リニューアル予定のPubMed更新版について、主として次のことが示されています。

・“PubMed Labs”上でPubMed更新版のテストが可能である
・PubMed更新版は、現在Advanced Search Builder、検索履歴(History)・検索詳細(Search Details)の参照機能、フィルターによる絞り込み、My NCBIアカウントの利用等の機能を備えている
・2020年初頭にPubMed更新版が基本システムになる予定である
・PubMed更新版が基本システムになった後、現行のPubMedへの全てのリンクがリダイレクトされる
・現行のPubMedはリニューアル後も数か月間は利用可能になる予定である

また、PubMed更新版の主な検索の仕様として次のことを挙げ、現行のPubMedと同等の機能が利用可能であることを案内しています。

米国国立医学図書館(NLM)、MEDLINE未収録文献を含む索引誌3誌のデジタル化を完了

2019年9月4日、米国国立医学図書館(NLM)は、索引誌“Hospital and health administration index”、“Hospital literature index”、“Cumulative index of hospital literature”のデジタル化を完了し、同館がデジタル化資料を公開するウェブサイト“Digital Collections”へ追加したことを発表しました。

今回デジタル化された索引誌3誌は、NLMが提供する医学学術文献データベースMEDLINEに未収録の学位論文や視聴覚資料に関する文献情報を含むため、各図書館の冊子体除籍が進まない状況が続いていましたが、今回のデジタル化完了により冊子体の除籍を望む館は安心して実施できるようになった、としています。

PubMedの収録文献数が3,000万件を突破

2019年8月15日、米国国立医学図書館(NLM)は、生物医学文献の無料データベースPubMedについて、2019年8月8日に収録文献数が3,000万件に到達したことを発表しました。

PubMed Milestone - 30 Millionth Journal Citation Added. NLM Tech Bull. 2019 Jul-Aug;(429):b8.
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ja19/brief/ja19_pubmed_30_million.html

参考:
米国国立医学図書館(NLM)、2019年の米国医学図書館協会(MLA)年次大会での発表資料を公表
Posted 2019年5月29日
http://current.ndl.go.jp/node/38254

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