多文化・多言語サービス

米国国立公文書館、LGBTQエディタソンを開催

米国国立公文書館(NARA)は、2016年6月16日に、LGBTプライド月間を祝って、同館が所蔵する記録に焦点をあて、LGBTQの歴史に関するウィキペディアの記事を改善するLGBTQエディタソンを開催すると発表しています。

tumblr(NARA,2016/6/3)
http://usnatarchives.tumblr.com/post/145368031179/lgbtqarchives-join-us-for-an-lbgtq-editathon-in

National Archives LGBTQ Editathon
https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Wiki_Loves_Pride_2016/DC

参考:
イェール大学図書館、Wikipediaに女性芸術家の記事を作成する“Yale/Art+Feminismウィキペディアエディタソン”を開催
Posted 2016年2月29日
http://current.ndl.go.jp/node/30851

ウェールズ国立図書館、“#LoveDigital”キャンペーンの一環として、Wikidataのエディタソンを開催中
Posted 2015年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30052

米・児童図書館サービス部会、“Great Websites for Kids”に新たに13のウェブサイトのリンクを追加

2016年6月2日、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(Association for Library Service to Children:ALSC)が、14歳以下の子ども向けの優れたオンラインリソースを紹介するポータルサイト“Great Websites for Kids”に、新たに13のウェブサイトへのリンクを追加したことを発表しています。

追加されたウェブサイトは以下のとおりで、3つのスペイン語のウェブサイトを含みます。

ALMA Kids - http://kids.alma.cl/
Art for Kids - http://artforkidshub.com/
CERNland - http://www.cernland.net/index.html?l=es
Get the Math - http://www.thirteen.org/get-the-math/
The Gilder Lehrman Institute of American History - https://www.gilderlehrman.org/
Knowledge Kids - http://www.knowledgekids.ca/games

国際図書館連盟の宗教に関する知識の普及と異文化交流に関する研究会(SIG)、サテライトミーティングの会議録を刊行

2012年に立ち上がった、国際図書館連盟(IFLA)の、宗教に関する知識の普及を通じて、異文化間の交流を促す場となろうと取り組んでいる図書館に関する研究会(SIG)、Religious Libraries in Dialogue Special Interest Group(RELINDIAL)が、2014年のIFLA年次大会のサテライトミーティングの会議録“Libraries at the Heart of Dialogue of Cultures and Religions: History, Present, Future”を刊行しました。

サテライトミーティングでは、「宗教に関する図書館と歴史」「緊急課題を予測し対峙する」「問題解決のための新しい技術とネットワーク」の3つをテーマに報告が行われました。

New RELINDIAL publication: Libraries at the Heart of Dialogue of Cultures and Religions: History, Present, Future(IFLA,2016/5/26)
http://www.ifla.org/node/10502

韓国・光陽市立中央図書館による多文化サービス

韓国・光陽市(全羅南道)の光陽市立中央図書館が、文化体育観光部が主催し、梨花女子大学韓国文化研究院が主管する「2016年 図書館多文化サービス支援事業」に採択され(3年連続)、2016年5月から11月にかけて、多文化理解改善プログラムを実施すると発表しています。

上半期には、多文化家族の子どもと多文化に関心がある小学生20名を対象に、光陽市に最も多く住む外国人であるベトナムの文化を学ぶ「シン・チャオ(こんにちは)プログラム」を実施し、下半期には、光陽市に居住している外国人労働者の望郷の念を癒すとともに、韓国文化が体験できる「コリア!プログラム」を実施するとのことです。

上半期(5月~7月)のイベントでは、国立民俗博物館からレンタルしたベトナムの衣装・伝統的な遊び道具などを用いたベトナム文化の体験事業、ベトナムの絵本の紹介、ベトナムの映画の上映会などが行われるようです。

도서관에서 만들어가는 다문화사회, 多함께 多문화(韓国・光陽市,2016/5/13)

国際図書館連盟(IFLA)、移民や難民のための図書館サービスに関するウェビナーを公開

2016年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)は、移民や難民のための図書館サービスに関するウェビナー(2016年3月21日に開催)の動画等を公開しました。

(1)国際図書館連盟(IFLA)運営理事会のメンバーであり、IFLAによる「図書館プログラムを通じた開発のための行動」(Action for Development through Libraries Programme:ALP)委員会の議長であるLoida Garcia Febo氏のイントロダクション(2)欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)、フィンランド図書館協会の双方の会長であるJukka Relander氏、IFLAの多文化社会図書館サービス分科会(Library Services to Multicultural Populations Section : MCULTP)の会長であるJack Hang-tat Leong氏によるプレゼンテーションの2つとなります。

韓国・国立子ども青少年図書館、2種類のセット貸出サービスを開始

韓国・国立子ども青少年図書館が、2種類のセット貸出サービスを開始しています。

2016年4月21日には、子ども図書館、学校図書館、多文化家族支援センターの読書活動を支援するため「外国児童資料機関貸出」を開始しました。

これは、同館所蔵の約49,800冊の外国児童資料を「海外文学賞受賞作」「世界の絵本」「多文化資料」等の分野別のセットとして構成したもので、申請機関は、それらのセットを読書活動・授業の教材・展示等で活用することができるようになっています。

現在は、ソウル特別市・京畿道・仁川広域市のみが対象ですが、今年後半には全国に拡大する予定となっています。

また、2016年5月2日からは、農漁村の中学校・分校などの青少年の読書水準の格差を解消することを目的とした、訪問カスタマイズ型読書文化プログラム「図書館の宝箱」への利用申請を開始しています。

教師による読書文化プログラムを支援するために、テーマ別の選定図書や読後活動に必要な物品を入れたボックスを貸出すもので、現在は「図書館」「想像力」「友人」など16のテーマが用意されており、5月から12月まで14校を対象に貸出しを実施する計画となっています。今後は4テーマを追加し来年は20テーマで実施する予定とのことです。

米国図書館協会児童図書館サービス部会、「反LGBT法」の成立を受け、米・ノースカロライナ州シャーロットで開催予定であった大会を中止

2016年4月18日、米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)は、ノースカロライナ州で成立したGLBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, queer/questioning)の人々の権利を制限する「反LGBT法」が、ALSCの基本的な理念・目的・ダイバーシティに関する仕事に反するとして、9月15日から17日にかけて、同州シャーロットで開催予定であった大会“2016 ALSC National Institute”の開催を中止すると発表しています。

ALSC Cancels 2016 National Institute in Charlotte, North Carolina in response to HB 2(ALA,2016/4/18)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/04/alsc-cancels-2016-national-institute-charlotte-north-carolina-response-hb-2

2016 ALSC National Institute
https://web.archive.org/web/20160328133301/http://www.ala.org/alsc/institute

米・ノースカロライナ州やミシシッピ州で「反LGBT法」が成立したことを受け、米国国内の各種図書館団体がそれを非難する声明を発表

米・ノースカロライナ州やミシシッピ州で、GLBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, queer/questioning)の人々の権利を制限する、「反LGBT法」が成立したのを受け、米国国内の各種図書館団体が、それを非難する声明を発表しています。

米国図書館協会(ALA)は、ノースカロライナ州知事に法律を廃止するよう書簡を送っており、北米研究図書館協会(ARL)は反対の声明を発表しています。また、米国専門図書館協会(SLA)は、2018年に予定されているノースカロライナ州シャーロットでのカンファレンスの開催を再考すると述べています。

ALA President, ALSC President, and GLBTRT Chair Urge North Carolina Governor to Repeal HB2(GLBTRT of ALA,2016/4/3)
http://www.glbtrt.ala.org/news/archives/2450

ARL Opposes State Laws That Limit Civil Rights and Legal Protections for GLBTQ Individuals(ARL,2016/4/12)

米国図書館協会、GLBT向けサービスのためのツールキットを公開

米国図書館協会(ALA)のGLBT(Gay, Lesbian, Bisexual,Transgender)ラウンドテーブルが、図書館員がGLBTのことを理解し、より良いサービスを提供することを手助けすることを目的に、ツールキット“Open to All: Serving the GLBT Community in your Library”を公開しました。

ツールキットは、あらゆる種類の図書館のために設計されており、資料の購入、プログラム開発、他機関との連携といった事に関する実用的なヒントやリソースが提供されています。

GLBTRT to release new toolkit at PLA Conference(ALA,2016/4/5)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/04/glbtrt-release-new-toolkit-pla-conference

Open to All: Serving the Gay, Lesbian, Bisexual and Transgender (GLBT) Community in your Library(ALA)

韓国・城南市板橋図書館、市多文化家庭支援センター・外国人住民福祉支援センターと協定を結び、外国人家庭の韓国語学習を支援

韓国・城南市の板橋(판교)図書館は、同市の多文化家庭支援センター・外国人住民福祉支援センターと2年間の業務協定を結び、CD「正しい韓国語を読む」シリーズや韓国の昔話の童話などを両センターに毎月2タイトルづつ提供するほか、必要な童話の音読資料の長期貸し出しを実施するとのことです。

多文化家庭支援センターでは、音声資料をセンターの「童話を読む部屋」に備えて、訪問した外国人家庭の子どもたちが自由に利用できるようにするほか、「言語発達指導者」が教材として活用し、韓国語の学習を支援するとのことです。

また、外国人住民福祉支援センターでも、音声資料を活用した韓国語授業を通して外国人家庭の保護者と子どもの間のコミュニケーションと感情的な絆を強化するのを援助するとのことです。

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